最新情報 行事 福重紹介 仏の里 福小 あゆみ 名所旧跡 写真集 各町から 伝統芸能 産業 リンク
大村の滝シリーズ 鮎がえりの滝
鮎がえりの滝のデータ
 滝の名称  鮎がえりの滝(あゆがえり の たき)
 滝の所在地  大村市黒木町(くろきまち) 
 関係する川の名前  郡川の上流部
 落差  (目測で)落差約5m
 滝壺  郡川の中だが(目測で)横幅約10m、奥行約7m
 周辺部の特徴  滝周辺は全て岩場ばかりである。
 周辺部の滝  黒木町には傾斜の滝含めて滝数は多い。
 大村郷村記  記載なし(下記の本文参照)
 滝や周辺の管理など  -

(写真1) 鮎がえりの滝(目測で落差5m)
(2011年10 月7日撮影)

鮎がえりの滝の概要紹介
 大村市萱瀬地区(旧・萱瀬村)には、たくさんの滝があります。その中でも、今回の鮎がえりの滝は、けっこう有名です。なぜなら、(大村の市街地から行くならば)大村市立黒木小学校から、さらに上流側へ行った萱瀬ダム記念館周辺にある「黒木渓谷案内」看板、あるいは大村市・広報誌などに、その滝名が紹介してあるからです。

 この鮎がえりの滝は、長崎県大村市黒木町の黒木公民館周辺から西側へ目測ながら直線で約150m行った郡川の下流側方向へ下った左岸にあります。また、黒木公民館周辺(西側)にある駐車場(観光案内看板には90台と表示あり)直下付近にあるのが、郡川砂防公園の上流部付近のようです。この周辺には、川の中に大きな飛び石があったり、右岸側が遊歩道みたいになっています。

 先の遊歩道みたいな右岸側を約50m下流側へ歩いて行きますと、反対の左岸側に鮎がえりの滝が見えてきます。少し離れていても、滝音(水音)が常時していますので、直ぐに分かります。

 この滝水は、鳥甲岳(とりかぶとだけ、769m)の東側斜面)などに降った雨が流れ下って、ここで鮎がえりの滝となって郡川本流へ注いでいるものと思われます。水は、綺麗で清流そのものです。(私が見た範囲内で、水量は雨の後は当然多いですが、それ以外の水量は、ほぼ一定のようでした)

(1)滝の名称について
 大村市内において例えば最大の落差のある御手水の滝(おちょうずのたき、通称:裏見の滝、落差30m、重井田町)などは、江戸時代、大村藩編さんの(大村)郷村記に、その滝名ととも周辺のことも詳細に記述されています。しかし、今回の鮎がえりの滝は、書いていないようです。私の推測にしかなりませんが、あまり落差がなかったこともあり、記述されなかった可能性もあります。

(写真2) 鮎がえりの滝(周囲は岩場。手前側は滝壺と郡川)
(2017年11月9日、下流側から撮影)

 いつから今回の滝名称=鮎がえりの滝と呼ばれてきたのか、(2018年12月現在で)調べきれませんでした。ただし、萱瀬ダム記念館周辺にある「黒木渓谷案内」看板、あるいは大村市・広報誌(20087月号、5ページ)などに、同名で表記してあります。

 あと、この鮎がえりの滝という名称は、全国にも「鮎帰りの滝」や「鮎返りの滝」などで、いくつかあるようです。長崎県内では、南島原市に「鮎帰りの滝」があり、観光地にもなっているようで県内では有名な滝です。

 なぜ、「鮎がえりの滝」「鮎帰りの滝」などと言われているかについてです。急流を好む鮎(あゆ)でも遡上(そじょう)できないくらい滝が急角度、あるいは落差があり過ぎて、上流に登っていけず、「(川に)帰ってしまう」という意味かと思われます。

 今回の滝も上記の意味と同じか、どうかは、別としても、この鮎がえりの滝という名称は、なかなか雰囲気のある名称と思えます。

(2)落差について
 このページ掲載の(写真1、2)でも、お分かりの通り、この滝の形状は、滝壺郡川から数メートル上部までは、ほぼ直線(直角)に近いものです。しかし、そこから、上部は傾斜になっています。そのため、落水口(滝の最上部)の地点が、どこなのか素人にとって確認するのが難しい状況です。

(写真3) 鮎がえりの滝、上部付近のみ(下側写真はカット)
かなり急傾斜である (2011年10月7日、下流側から撮影)
 (写真4) 鮎がえりの滝、滝壺(滝の上側写真はカット)
滝壺の広さは(目測)横幅約10m奥行約7m (2017年11月9日撮影)
 それに、郡川の河原から滝の最上部付近を見ますと、まるで滝に流れ込む川みたいにも見えます。ただし、この連続した””の字型の流れは、傾斜ではあるのですが、遠くから見るより実際は、かなり急角度(急傾斜)だと推測しています。また、良く見ますと、””の字型の下側にも各々段差(急角度)があります。

 そのようなことから 私は、(2017年11月9日現在)目測で滝の落差を5メートルと見ました。どの地点を落水口にするのかで、落差は違いも出ると思っています。

 いずれ機会あれば、この滝は巻尺計測は難しい所ですので、レーザー距離計で計測したいと考えています。その結果が目測と大きく違えば、後で本ページも当然改訂しますので、その点は、ご容赦願います。

(3)滝壺について

 まず、滝壺(たきつぼ)とは、国語辞典の大辞林には、次の「」内が解説してあります。「滝が落ち込んで深い淵(ふち)となった所」  次に、このページ掲載の(写真1、2、4)を参照願います。この3枚写真の通り、鮎がえりの滝滝壺は、郡川の左岸にあります。

 滝壺の状況が分かりやすい一例として、大村市武留路町にある鳴滝の滝壺は、奥行・横幅(東西・南北)とも、その端が明確に分かります。しかし、この鮎がえりの滝滝壺は、郡川に流れこんで、そのまま川の流れと同じなので川の淵なのか、滝壺なのか、その広さ(奥行・横幅の長さ)が、どこから、どこまでか分かりにくいです。

 あくまでも、私の目測ながら滝に向かって滝壺の広さは、横幅約10m、奥行約7mとしました。いずれ機会あれば、上記項目の落差とともにレーザー距離計で計測したいと考えています。そして、目測の長さと違っていましたら、後で本ページも当然改訂しますので、その点は、ご容赦願います。

(4)補足と感想
 

  (この原稿は、準備中。しばらく、お待ちください) 


初回掲載日:2018年12月8日、第二次掲載:12月9日、第三次掲載:12月11日、第四次掲載:12月15日、第五次掲載:12月17日、第六次掲載: 月 日)
「大村三滝物語」へ
「大村の滝」もくじページへ
「大村の歴史」もくじページへ


最新情報 行事 福重紹介 仏の里 福小 あゆみ 名所旧跡 写真集 各町から 伝統芸能 産業 リンク