最新情報 行事 福重紹介 仏の里 福小 あゆみ 名所旧跡 写真集 各町から 伝統芸能 産業 リンク

第4回 福重郷土史講演会  <終了しました>


第4回 福重郷土史講演会のご案内
 日時:2017年2月4日
(土)10時00分〜11時00分
 場所:福重住民センター・大会議室 
(地図は下段3番目黄色テーブル内を参照)

 内容:福重の石仏滑石製の平安仏

 講師:竹下 正博 氏
(佐賀県立博物館、学芸員)  (講師の略歴は下段1番目の水色テーブル内を参照)

福重地区の皆様、郷土史愛好家の皆様へ
 
こんにちは。皆様の日頃のご活躍ご奮闘に、心より敬意を表します。私達は、大村市福重地区(旧・福重村、現・大村市立福重小学校の校区)で、郷土史の調査、研究、史跡見学、講演会の開催などの取り組みをしています福重郷土史同好会と申します。その活動は、その都度、『福重ホームページ』の「福重郷土史同好会(もくじ)ページ」などに掲載しています。

 私達は、2月4日、福重地区住民センターにおいて上記の通り、第4回福重郷土史講演会の開催を計画致しております。その内容は、上記の通り「福重の石仏滑石製の平安仏」です。 (右側写真は弥勒寺町にある滑石製の石仏)

 福重地区は、平安時代末期からの古い石仏が、沢山ある地域です。 今回の講演会で、長崎県初の仏像専門家(研究家)の竹下氏に、その福重の石仏、滑石製の平安仏について話をして頂くことになっています。同氏は、2016年に大村市内(福重・松原地区)の滑石製石仏を詳細に調査され、下記紹介の本に論文化されています。

 今回、そのようなことからタイムリーな内容だと思っております。また、大村の先人達がどのように暮らして歴史を作ってきたかを知るのは、私達にとっても将来を占うヒントにもなりうるものと考えています。

 なお、今回、講演会場に福重の石仏(主に滑石製の石仏中心に)A3サイズ約10枚の
写真展示も致します。さらには、実物の滑石製石仏の展示も検討中です。できますれば、皆様のご出席を頂きますように、ご案内致します。

お問い合わせメールは、こちらのページからお願いします。


講師の略歴紹介
講師の略歴紹介
氏名:竹下 正博(たけした まさひろ)
現在:佐賀県立博物館勤務(学芸員 / 佐賀県立美術館兼務)

略歴:昭和41年8月24日、長崎県東彼杵郡波佐見町生まれ(現在50歳)
    昭和60年3月31日、長崎県立川棚高等学校卒業
    平成元年 3月31日、九州大学文学部哲学科卒業(美学・美術史専攻)
       同年10月 1日、佐賀県立博物館勤務(学芸員 / 佐賀県立美術館兼務)
    (後年、佐賀県文化庁文化財課勤務、放送大学・長崎大学などの講師兼職あるいは小城市や神埼市の文化財審議会委員などを歴任)

著作、論文など: <「黄檗大名 鍋島家の作善」(展覧会図録)『黄檗禅の美術』福岡県美術館・佐賀県立博物館・長崎県立美術館 1993年2月>から<組織論─制作した人々(仏教美術論集6)「滑石製の仏像」2016年6月20日>まで、論文や著作は多数。

<参考資料など>-----滑石製の仏像(石仏)の概要紹介

経塚のイメージイラスト

 注意:上側の(上野が描いた)「経塚の想像図」は、あくまでも経筒経塚、単体仏(滑石製の仏像)の関係を分かりやすくイメージイラストしたものであって、実際に出土した遺跡から描いたものではない。
<参考資料など>-----滑石製の仏像(石仏)の概要紹介
滑石製の仏像とは
  ・石材------大村の場合、滑石製の石は出ないので、その多くが西彼杵半島産出と思われる。

  ・年代------末法思想(注1)が流行した平安時代末期に制作されたと言われている。つまり、この時期、人々は経筒(注2)に経文を入れ経塚(注3)に埋葬し、その上(もしくは中に) 滑石製の仏像を置いた。

 そのため制作年代も特定されるし、まるでタイムカプセルのように、その当時の様々な事柄さえも伝えていると言われている。

(注1): 末法思想=仏教の歴史観の一。末法に入ると仏教が衰えるとする思想。日本では、平安後期から鎌倉時代にかけて流行。平安末期の説によれば、永承7年(1052)に末法の世を迎えるとした。(大辞泉より)

(注2): 経筒
=経塚に埋める写経を納めるための蓋(ふた)付きの容器。銅製の円筒形のものが多い。(大辞泉より)   <経筒関係ページ:「大村の経筒」>

(注3): 経塚=経文を経筒・経箱に入れて埋めた塚。後世まで教法を伝えようとし、また追善供養や現世利益(げんぜりやく)などを目的に平安中期から近世にかけて行われた。(大辞泉より)
福重地区住民センターの地図
関係ページ
大村市内にある滑石製の仏像 論文での石仏名称 ( )内は所在地
地元での石仏名称
紹介HP
 (1)菩薩形像(長崎県大村市弥勒寺町石堂屋敷)一体 石堂屋敷の単体仏C
 (2)菩薩形像(長崎県大村市弥勒寺町石堂屋敷)一体 石堂屋敷の単体仏B
 (3)菩薩形像(長崎県大村市弥勒寺町石堂屋敷)一体

石堂屋敷の単体仏A

 (4)菩薩形像(長崎県大村市弥勒寺町石堂屋敷)一体

石堂屋敷の単体仏D

 (5)菩薩形像(長崎県大村市弥勒寺町上八龍)一体 上八龍の単体仏
 (6)菩薩形像(長崎県大村市弥福重町石走)一体 石走の単体仏2
 (7)菩薩形像(長崎県大村市弥福重町石走)一体 石走の単体仏3
 (8)菩薩形像(長崎県大村市)一体  <上野注:この石仏は松原にある> -
-
 (9)菩薩形像(長崎県大村市草場町)一体 草場の単体仏

「仏の里 福重」(もくじ)ページ 、 ・「CG石仏写真 もくじ」ページ 、 ・「大村の経筒」   

大村の歴史個別ページ目次ページに戻る

最新情報 行事 福重紹介 仏の里 福小 あゆみ 名所旧跡 写真集 各町から 伝統芸能 産業 リンク