大村の歴史、はじめに

大村の歴史	1)もくじ	2)はじめに	3)参考書籍	4)土地形成	原始時代	古墳時代	奈良時代	大村の地名	古代の道と駅	平安・鎌倉	戦国時代
大村の城	大村純治	大村純忠	江戸時代	明治時代	大正・昭和	戦災・戦跡	伝統芸能	郷土料理	大村の年表	年代表	-

大村の歴史

はじめに

はじめに

　今回この大村の歴史シリーズを思い立ちました。いくつか理由があり、そのことは下記の
１）偽装でない大村の歴史を
多くの郷土史の先生方が１９８０年代以前から指摘されている江戸時代大村藩によって偽装された大村の歴史（有名事項も多数あり。この件は『お殿様の偽装』ページをご覧下さい））は、現在もなお公的機関や民間団体などが採用しているため、一般にこの情報ばかりが極普通に信じられていること。

２）より正しい情報提供として
　上記１）の状況下、当然偽装の大村の歴史記述ではない、より正しい歴史の情報をたとえほんの少しでも提供したかったこと。

３）大村に観光に来て頂ければ
　当然、このシリーズに対して反対、賛成、異論などの意見があっても、さまざまな情報の中から、きっかけは『花と緑と食』でも歴史（郷土史）であっても大村に関心を持たれ、観光に来て頂ければなあとの欲張った考えもあること。

などです。

＜掲載（記述）にあたり心がけていることとして＞
　先に『福重のあゆみ』(執筆は大村市寿古町の増元義雄氏）を大村の歴史も補足しながらの掲載経験はありますが、また別のシリーズとなると総て同じような訳にはいかないだろうなあと思ってきました。（ただし、資料や写真は同じものが多いと思います）

　それで、下記（１）～（４）の事項を掲載（記述）にあたり心がけようと思っていますが、試行錯誤しながらの作業と思っています。間違いは避けたいのですが、それでも色々なご指摘でその通りであれば、その部分は変えたいとも思っています。

（１）１５００年間の政治経済の中心地は、郡地区
　既に『福重のあゆみをご覧になられた方はご存知の通り、仮に大村の歴史を二千年にわたって書いたとした場合、最初から約１５００年間は大村市の郡地区（松原、福重、竹松）が政治・経済の中心地でしたから当然記述もそのようにならざる得ません。その後も当時経済の中心だった米の生産は郡村が多かったのですが、政治は旧・大村町周辺に変わりましたので、こちらが歴史に登場する回数も増えてきます。

（２）各地域の特徴ある歴史は公平に
　あと、現在の大村市の姿は１９４１（昭和１７）年２月１１日大村町、鈴田村、三浦村、萱瀬村、松原村、福重村の合併からスタートしました。合併した以上本来、どの地域も歴史の記述や文化財の保全は、公平にすべきと思われます。しかし、現在出版されている歴史関係の本など（ただし大村史談会などの専門誌は除く）は、極端とも思えるくらい旧・大村町中心に書かれてあります。

　それは長い歴史の記述だけではなく（旧・大村町周辺よりも、むしろ周辺部の方が歴史は長い）、近代史についても、この傾向は見られます。また、貴重な古墳、遺跡、石仏の保存まで、その影響は出ているようです。

　このようなことから資料（史料）がある限り、できる限り各地域、特徴ある歴史事項は掲載していきたいと思っています。この件については、別途お願いもあります。

（３）少しでも新しい記述も
　現在大村市内に出回っている歴史の本も参考にしながら、しかし、今まで、あまり一般には知られていないような事柄、あるいは全然違った角度で見るようなこともしながら、少しでも新しい形の記述もしていきたいと思っています。

（４）”読み切り型の積み重ね形式”で掲載
　あと、今回の大村の歴史シリーズを通史形式（全時代・全地域・全分野を通して記述された総合的な歴史記述）にするのか、ホームページらしく、その都度の”読み切りの積み重ね形式”にするのか、迷いました。その結果、郷土史は素人でもあるし、また”更新サボリ症”も自覚していますので、作成できた項目・ページから、年代、地域関係なく掲載していこうと思いました。

　以上が、今回の大村の歴史を掲載（記述）にあたり心がけようと思っている点です。ホームページ上の制約を始め、私自身の力量のなさから来る不十分な記述も多々あろうかと思いますが、気長にご覧頂ければ大変嬉しいです。

＜お願い＞
　上記（２）のことで、このシリーズを閲覧して下さる方にお願いがあります。それは各地区（鈴田、三浦、萱瀬、竹松、松原、福重）の郷土史関係で、今まであまり一般に出回っていないような事柄がありましたら、下記のメールから、その情報を教えて頂けないでしょうか。なぜかと言いますと、同じ者が同じような本や資料を使っていては新たな発想や記述は難しいと考えているからです。どうか、よろしく、お願い致します。

　繰り返しになりますが、この大村の歴史シリーズの掲載順は、歴史順や時系列順ではなく、文章の作成順です。かなりの期間かかるかもしれませんが、順次掲載しますので、気長にお待ちねがえないでしょうか。お願いします。

（掲載日：２００６年８月７日