(2024年度)福重小学校・郷土史クラブ(今富町・ブドウの調査) |
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福重小学校・郷土史クラブ(今富町、ブドウの調査)
郷土史クラブの今回の見学(けんがく)した場所(ばしょ)は、下記のとおりでした。また、下記項目とは別に、マイクロバスの車上(しゃじょう)から、説明(せつめい)した場所もありました。 シ福重のブドウの歴史(れきし)---バスの中での話しと配布資料より 福重のブドウの歴史(れきし)は、1961(昭和36)年頃から 今富町・冷泉寺(れいせんじ)集落(しゅうらく)の農家(のうか)5戸位から始まったと言われています。それまでなかったブドウ栽培(さいばい)なので、各農家とも試行錯誤(しこうさくご)しながら取り組まれました。その当時の品種(ひんしゅ)は、「キャンベル」というものでした。 しかし、その後、同集落の岩永氏が最初に巨峰(きょほう)の栽培(さいばい)をされ、徐々に、この品種の栽培が広まり、「キャンベル」はなくなりました。そして、今では、福重のブドウは、今富町だけではなく、弥勒寺町あるいは立福寺町でも栽培されています。また、巨峰は、福重のブドウ栽培の中でも、約90%を占めています。あと、藤稔(ふじみのり)や、シャインマスカットなどもあります。 シュシュのブドウ園、山口さんのお話し この日、曇り空ながら33度位ありました。今回の見学場所であるシュシュのブドウ園でも当然、同様で暑さ対策で冷房の効いた送迎マイクロバス内で山口さんのお話と、それに対する質疑応答(しつぎ おうとう)がありました。まず、山口さんより、下記点線内の福重のブドウについての話しがありました。(注:下記の点線内は、話の流れより、内容の関係で、一部補足も含めて、まとめ直している)
フルーツの里・福重と、観光農園(かんこうのうえん) 福重は『フルーツの里・福重』と呼ばれている。これは、もう何十年も前に観光農園(かんこうのうえん)をはじめたからだ。それまで収穫(しゅうかく)した農産物(のうさんぶつ)は、ほとんど全て市場(いちば)に出していたため、もうけが少なかった。そのため、自分たちで売ろうとして、梨園(なしえん)約10戸、ブドウ園約10戸で、観光農園が始まった。農家自(みず)ら、値段(ねだん)を決めて販売(はんばい)するので、収入(しゅうにゅう)も高い。 ブドウの木は落葉樹(らくようじゅ)だ みんなは一年中、葉が緑色している常緑樹(じょうりょくじゅ)と、秋に葉が枯(か)れて葉を落とす落葉樹(らくようじゅ)があることは見て知っているとおもう。ブドウの木は、落葉樹の方だ。秋冬は葉を落として木が休眠(きゅうみん)に入る。(つまり、また次に花を付け、その後、実をつけるために休んでいるということである) 種(たね)なしブドウにも、タネはあった みんなの中には、タネなしブドウが好きな人も多いと思う。ここで質問(しつもん)だが、みんな、タネなしブドウに種(たね)がなくとも育(そだ)つとおもっているひとがいるかも? 実はタネなしブドウにも種はあり、ジベレリン処理(しょり)によって種なしブドウができるのだ。 福重のブドウの種類(しゅるい)は約10ある (注;先に長崎県のコメ(米)として、福重では、ひのひかり、なつほのか、にこまる、などあり。 福重梨として、幸水(こうすい)、夏しずく、豊水(ほうすい)、秋麗(しゅうれい)、20世紀(せいき)、新興(しんこう)、新高(にいたか)などの説明(せつめい)があった) 福重のブドウの種類は、巨峰(きょほう)、ピオーネ、シャインマスカット、などあり、さらに、それの種(たね)あり、種なしもあるので多い。あと、種ありブドウの方が甘味(あまみ)がある。タネなしの方は、ジベレリン処理(しょり)をするので、その分、甘味が少なくなる。お客さんの中には、一度タネなしブドウを食べて、やはり種ありのブドウに変わられる人もいる。 台風被害もある この前の台風10号で、梨園によっては、300個くらい落下(らっか)した。あと、直接(ちょくせつ)梨として売りに出せない梨について、シュシュは加工工場(かこうこうじょう)もあるので、ジュースとして販売(はんばい)している。 ----------・・・----------・・・---------- 2) 質疑応答(しつぎおうとう)0Q&A 上記のシュシュの山口さんと、子どもたちとの質疑応答をもありました。しかし、上野が全部を覚えきれていないので、下記のQ&Aは、ほんの一部のみです。また、バスの車内だけでなく、ブドウ園内で畑野さん話や質疑応答も含めて書いています。なお、内容を分かりやすくするために一部、上野の補足(ほそく)や太文字含めて、まとめ直しています。 Q1:天気によって、ちがうのか? A1:太陽光線(たいよう こうせん)が強すぎてもダメ、弱すぎてダメで、大きく影響(えいきょう)を受ける。
Q2:色によって、ちがいはあるのか? A2:大いに、ある。たとえば梨の場合(ばあい)、食べた時、シャキシャキ感をもとめる人が70パーセントだという。そのような食感(しょくかん)が残り、そして赤い色に近づいたのを出荷(しゅっか)もしている。 Q3:ブドウは、どのようにして育てるのか? A3:苗木(なえぎ)を冬に植(うえ)て、8年近く育てていく。3年、4年もすれば少しづづ実をつけるが、それより木を大きくしてから、たくさん実をつけるように育てている。 Q4:場所(ばしょ)によって、ちがうのか? A4:元は水田だったところは、水がたまるようになっている。そのため、土地を改良(かいりょう)する。また、どんなフルーツでも、水はけの良い畑が向いている。 Q5:こまっていることは、あるか? A5:休みがないこと。後継者(こうけいしゃ)=後 継ぎ(あとつぎ)が、いないことだ。 Q6:(このブドウ園には)何人くらい来るのか? A6:発送用紙(はっそう ようし)では約700人。プラスそれ以外の人も含めれは1000人くらいになるだろう。 Q7:ブドウの木が休眠(きゅうみん)しているのは、分かるのか? A7:休眠(きゅうみん)しているか、どうかは木の樹液(じゅえき)を見れば分かる。 Q8:一本の木に、いくつくらい成るのか? A8:若い木は少ないが、大きくなれば(この木などは)200 房(ふさ)くらいだろう。 Q9:ブドウ園の広さは? A9:かなり広い。園によってちがうが、学校の体育館(たいいくかん)ほどある畑もある。 Q10:土は大事(だいじ)か? A10:「土は命(いのち)」で、大事だ。 Q11:ブドウの取り方は? A11:紙袋(かみふくろ)を少しやぶいて見て、色の良いのを選(えら)ぶ。そして、袋より、より高い所をカットする。そうすれば、手に持(も)ちやすい。 ---------・・・----------・・・---------- 上記通り、ブドウ園の見学や質疑応答も終了し、皆で記念写真を撮りました。そして、児童から山口さんへお礼の言葉がありました。後は。また、マイクロバスに乗車して学校絵に到着しました。そして、児童からのお礼状書きや、終了ミーティンなどがありました。そして、安楽さんや上野へも、児童からお礼の挨拶がありました。 今回の郷土史クラブ活動(ブドウ園の見学)に参加された皆様、お疲れ様でした。 ---------・・・----------・・・---------- 既に2024年度に歴史調査(れきしちょうさ)や、見学(けんがく)に行った場所(ばしょ) (1)今富キリシタン墓碑(ぼひ) (4)重井田分教場跡(しげいだ の ぶんきょうじょうあと)) (3)重井田の大神宮(しげいだ の だいじんぐう) (2)御手水の滝(裏見の滝)(うらみ の たき) ・シャクナゲ公園から滝の上部を見学 車上から「2020年7月6日。大村水害」にあった佐奈河内川の復旧工事(ふっきゅう こうじ)もみました。 ----------・・・----------・・・---------- <次回の福重小・郷土史クラブは、10月8日14時35分~ ----------・・・----------・・・---------- ・関係ページのリンク先:「福重のフルーツ」 「福重梨」 「福重のブドウ」 「福重のミカン」 「御手水の滝(裏見の滝)」 「今富キリシタン墓碑(ぼひ)」 「福重小学校の紹介、もくじ」 「福重小学校の歴史」 「福重小学校の開校の歴史」 「福重小学校の150周年の歴史(講話内容)」 |