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冊子:福重のあゆみ<小学生版>の紹介
<注:通称で「福重のあゆみ」の”大人版・中学生”もある

冊子:福重のあゆみ<小学生版>の紹介(概要紹介)

<冊子の簡単紹介>
 まず、重複した書き方になりますが、先に掲載中の「福重のあゆみ(通称:大人版・中学生)の紹介」ページの通り、福重のあゆみは、2015年10月現在で合計4種類あります。そして、どの冊子とも元原稿の執筆は、増元義雄氏(故人)です。サイズは、全てA4サイズです。

 
今回このページで紹介しています福重のあゆみ<小学生版>は、その名の通り、小学生用で、ほとんどが大村市立福重小学校の方で読まれ、活用されています。その仕方も、例えば地域(福重地区)を知る総合学習、史跡巡り、郷土史クラブや遠足コースなどの下調べなどに児童や教職員の方々も活用しておられると聞いています。

 後の項目で個別に詳細に書きますが、福重のあゆみ<小学生版>第1版(2004年3月1日)が発行されて以降、版が重ねられ、予定通り2015月12月1日に新たに発行されると、合計で3版となります。

 あと、この福重のあゆみ<小学生版>は、小学生用に漢字を大幅に少なくして、文字を大きくしているため小学生用だけでなく、年配者などから(大村弁で)「(大人版より)こん方が字が太うして読みやすかバイ」<意訳:大人版よりも、この(小学生版の)方が文字が大きくて読みやすい>と好評でもあります。この件について、執筆者の増元氏は、(生前)「まさか年配者からも好評とは予想もしなかった」と、喜んで話しておられました。

福重のあゆみ・小学生版(第1版)の表紙(A4サイズ)

1)福重のあゆみ<小学生版>第1版(2004年3月1日発行)の概略紹介
 この小学生版冊子の発行目的について、元原稿執筆者の増元義雄氏(寿古町、故人)が、「まえがき」の下段に記述しておられます。それを引用して、次の<>内に書きます。(注:太文字、下線やリンク先は上野が付けました)

 < (前略) 「歴史がある」だけではいけません。郷土の歴史を 知り、その歴史を伝え、守っていかなければなりまぜん。そ れが、先人の築いた歴史の下で生活している私達の役割でもあるのです。 昨年、「福重のあゆみ」を発行したのに続き、今回「福重のあゆみ小学生版」を作成することになりました。 この本が皆さんたちの郷土の歴史を知り、郷土に対する理解と愛情を深めるきっかけとなれば幸いです。 (後略)  >

 また、私は、福重小学校での2006年10月25日、増元氏の「大村空襲の講演会」の手伝い(スクリーン映写時のプロジェクターやパソコン操作)で一緒に行きました。さらに、「2012年6月25日・桜ヶ原中学校での講演」や、「2012年8月9日・郡中学校での講演」も同様でした。このように、同氏は現役当時、中学校の先生だったということもあり、大人はもちろんのこと、子どもたちにも大いに郷土史を学んで欲しいとの思いが、人一倍強かったので、この「福重のあゆみ小学生版」冊子が、発行されたのだと思います。

 この項目の右側画像は、この冊子の表紙です。実物は、A4サイズで、75ページあります。表紙中央部に写っていますのは、昭和16(1941)年10月か11月頃の福重国民学校(福重小学校)のラジオ体操です。写真奥側にあるのは、木造の本館校舎です。

 この当時、福重小学校は、皆同郷(町)の「城の前」にありました。この木造校舎は、福重飛行場(1945年5月)開港にともない一時期解体されました。そして、学校全体の移転により、現在地(福重町)=当時の矢上郷に昭和20(1945)年11月6日に移築し、建て直されました。現在地での木造の本館校舎写真は航空写真含めてあります。(後年、この木造校舎は解体撤去され、1958年5月に鉄筋コンクリート校舎に変わり現存もあります)

 ただし、その前の皆同郷(町)にあった頃の校舎全景写真は、2015年10月現在で、この1枚しか残っていないようです。その意味でも貴重な写真とも言えます。なお、当時の校舎(建物)しては2階建て、なかなかデザイン的に優れたものとの評価もあります。(この表紙写真の詳細は、「1941年(福重村写真集)銃後の郷土 ・国民学校生徒のラジオ体操」ページを参照願います)

福重のあゆみ・小学生版(第2版)の表紙(A4サイズ)

2)福重のあゆみ<小学生版>第2版(2010年3月発行)の概略紹介
 この項目で紹介しています冊子第2版は、前の項目に書いています「福重のあゆみ<小学生版>第1版」を原本にした第2版です。つまり、第1版が福重小学校で5年以上にわたり配布、使用されたので在庫が切れかかったため発行されたものです。(右側は第2版の表紙画像)

 ただし、発行者は、それまでの福重地区町内会長会ではありません。大村市立福重小学校・第50代校長・中山正信氏を中心に、合計10人の方(福重っ子後援会)がお金を出し合って発行されたものです。そのため、表紙下部の発行者名も、「大村市立福重小学校」となっています。(詳細は、冊子の奥付けを参照)

  この冊子第2版は、第1版と対比して、表紙の色、年表、発行年、発行者、あとがき、奥付けなどが変わっています。ただし、それら以外の郷土史内容自体は、第1版と大きな変化はないようです。当然ながら年表部分は、第1版の発行年から新たに起こった出来事などを追加されていることは言うまでもありません。

  この第2版発行にあたって、「あとがき」で、中山氏が、特に「ふるさと」と、その郷土史を学ぶ必要性を強調しておられますので、ほぼ全文を次の<>内に書きます。なお、ホームページの関係上、振り仮名、改行、その他、一部冊子と違っている点は、あらかじめ、ご了承願います。()も下段に付けました。

  <  あとがき  「ふるさとは、遠きにありて想うもの」  ふるさとってどんなところだろうと、ふと思ったときに知りたくなるものです。どこに行っても、いつになっても、わがふるさとは、わすれがたいものです。温故知新(おんこちしん)()

 ふるさとのことを知って誇り(ほこり)に思わない人はいないと思います。福重:小学校第22代校長の高見米一先生が書かれた「大村物語」、そして増元義雄先 生が書かれたこの「福重のあゆみ」があるおかげで福重の多くのことを知ることができます。

 先人やふるさとに感謝(かんしゃ)し、福重で学ぶ子どもたちに読んでもらいたいと思います。 福重の子どもたちがしっかりした社会人になるように願(ねが)っておられるたくさんの方々のこ協力(きょうりょく)で、この本をみなさんの手元に届(とど)けることができました。  福重はよかばい。 福重はよかところ。 >

 ():温故知新=「昔の事を調べて,そこから新しい知識や見解を得ること。ふるきをたずねて新しきを知る」(国語辞典の大辞林より)

3)福重のあゆみ<小学生版>第3版(2015年12月1日発行)の概略紹介
 この項目で紹介しています冊子第3版は、前の項目に書いています「福重のあゆみ<小学生版>第1版」を原本にした第3版目です。つまり、初版と次の第2版が福重小学校で配布、使用されたので在庫が少なくなったため発行されたものです。(右側は第3版の表紙画像)

 第2版と、今回の第3版の違いは、表紙の色が水色、発行者名、年表が10数目追加改訂、あとがきが全面改訂、さらには奥付け(発行年など)が変わっています。歴史記述の本文そのものは、全て変更なしです。

 発行者は、初版と同じく福重地区町内会長会で、発行年月日は2015年12月1日、発行冊数は約1,000冊です。(このほとんどが下記の通り福重小学校へ贈呈され約10年間使える冊数でした)また、同日前後頃には、大村市役所記者クラブへの配布を始め、市史編さん室、大村市教育委員会(文化振興課、学校教育課と市内各小学校の図書室)、秘書広報課、大村市立図書館関係などへ50冊以上の寄贈がおこなわれました。

 また、福重小学校へは、12月8日、体育館にて児童代表へ贈呈されました。(ご参考までに、この贈呈式紹介ページは、ここからご覧下さい)


 この第3版発行にあたって、「あとがき」で、福重小学校の溝上校長先生が、特に「郷土を誇りに思う子どもたちに育てたい (中略) 地域に出て学ぶ学習をすること」と、郷土史を学ぶ必要性を強調しておられますので、全文を次の<>内に書きます。

<  あとがき  私の赴任先が福重小学校に決まり、引き継ぎに行ったその日に、当時の今道校長先生から「福重のあゆみ」を手渡されました。そのタイトルに惹かれ、その夜一気に拝読しま した。「何と歴史深い、素敵な町の学校!」と赴任する前から、心躍らせたことを思い出し ます。

  平成16年、寿古町の増元義雄様が原版を作られることに始まり、平成22年に第2版、 今回、福重地区町内会のご支援のもと、このように第3版を発行していただく運びとなり ました。心より感謝申し上げます。

  着任した3年前、教育活動の中にこの豊かな地域性を盛り込みたいと、総合の学習に 「福重発見」を取り入れました。昨年の平成26年度からは「郷土史クラブ」を立ち上げ、 秋の鍛錬遠足は福重地区を知ることも目的の一つにいたしました。これらは本冊子「福 重のあゆみ」からの学びです。

  私たちは、郷土を誇りに思う子どもたちに育てたいと願っています。地域に出て学ぶ学 習をすることによって、子どもたちは地域に住む方々の思いやりと温かさ、自分たちに寄 せてくださる愛情を実感してきていると思います。身近に我が故郷を学べる冊子があ る、これは福重の子ども、教職員にとってとても幸せなことです。今後も末永く、活用さ れていくことでしょう。

  結びになりますが、本冊子作成にかかわっていただいてきた多くの皆様、今回の増刷にご支援くださいました福重地区町内会長日高靖郎様、ご尽力いただいた上野盛夫様を はじめ地域の皆様に感謝し、ここに厚くお礼申し上げます。  平成27年12月1日大村市立福重小学校 校長  溝上涼子 > 

 注:下記横長写真は、2015年12月1日、大村市立福重小学校・体育館で開催された贈呈式で、挨拶される溝上校長先生>

補足


  (この原稿は準備中。しばらく、お待ちください)


(初回掲載日:2015年10月1日、第2次掲載日:10月2日、第3次掲載日:10月4日、第4次掲載日:10月5日、第5次掲載日:12月日)
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