大村の歴史
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まず、大村8地区とは、各地区の名称である。それを北部から順に並べると、次の通りである。 松原地区、福重地区、竹松地区、萱瀬地区、西大村地区、大村地区、鈴田地区、三浦地区 8地区の頭の名称は、旧の町や村名である 現在の大村市は、1942年2月11日、それまでの大村町や松原・福重•萱瀬•鈴田・三浦村(1町5村)が合併して、大村市政がスタートした。その後、東彼杵町の武留路郷(町)が1963年7月1日に大村市に編入された。そのような経過から、現在の住所は、一例として「大村市今富町---番地」とか「大村市玖島1丁目---番地」などである。 既に先に書いている通り、大村8地区は、旧の村や町の名称である。「それでは、大村市政前の1町5村=6と、大村8地区と、数が合わないのでは?」との指摘も、予想される。それは、1942年の大村市政スタートのずっと前に、既に西大村と竹松村は、大村町に合併していたからである。しかし、その竹松も西大村も、大村町への合併以降も、旧村の様々な特徴が続いていた。この件の詳細は、後の項目でも述べたい。 念のため、「郡地区」は旧の松原村•福重村•竹松村の3村の親村である「郡村」が由来 これらの大村8地区と関係して、念のため「郡地区」は松原村•福重村•竹松村の3村の親村である「郡村」(現在の大村市郡地区)が由来しています。この郡村、郡岳、郡川の「郡」の名称は、全て古代肥前国の役所=彼杵郡家(そのぎぐうけ=分かりやすい表現に変えると「長崎県央地域の県庁」であった)の「郡」からである。 そして、大村という地名自体も、この郡村が発祥であると、江戸時代に大村藩編纂された(大村)郷村記に記述されている。(詳細は「大村の地名発祥」ページを参照) 改めて、何故このように郡地区は、古い土地柄という点である。大村は、松原地区の野岳湖畔から旧石器時代の遺物が戦後間もなくして発見されたことから、「大村原人は1万3千年前からの歴史がある」といわれてきた。その後、木の実や野生動物などを食べる高地性集落より、稲作に便利で平地の多い福重、竹松、松原を中心に農業が始まり人も多くなり、縄文•弥生時代遺跡も、たくさん出土している。 このような穀倉地帯(経済力があった)地域には、必然的に交通運輸や情報も集まってきたし、先に文明がが開けてきた歴史があるといわれている。このことも、次の項目と関係している。 大村8l地区の様々な特徴点は、その地域の歴史、産業や考え方に起因しているのでは 例えば、農業、商業、工業などを中心に栄えた各々の地区(所)は、おのずと他地域と同じ市内でも色々な地域ごとの結びつきが違うのは、自然な成り行きであろう。そのようなことから地域ごとによって、ある意味ユニークな歳時記も昔はあったが、近代・現代になって行く過程で無くなってしまった行事や事柄もある。
あと、宗教分野は、一見違うようにも思える。しかし、市内の権現含む神社などを調べていると、祀る神様によって行事や事柄に違いがあるのか、産業(仕事)ごと、あるいは地域ごとに人の結びつにも違いがあることが分かる。例えば、農村地域なら豊穣の神様や熊野権現など、また商業地域なら商売繁盛を願っての神や弁財天などや、漁村なら龍神などとかである。 このように祀る神様が違えば、必然的に考え方や毎年の例祭、あるいは風習などにも微妙な違いがあろう。ただし、そこで祀っておられる方々は、それが自然であり、他の地域と比べる必要もないので、違いそのものは分かりずらいというだけではないだろうか。 何百年前の昔からあると思われる大村市内での行事、例えば夏祭り(夏越し祭り)や秋祭りなどは、どの地域でも開催されている。私は、当然それらを全部見学して撮影できていない。ただ、元々、地元の氏神様(うじがみさま)に、その地域の豊穣(ほうじょう)や安寧(あんねい)を祈願したり、1年間の感謝の念を持って奉納されている神事から始まり、その後、色々な行事(相撲、伝統芸能など多数)がおこなわれていると思われる。 それらも、各地域で似ていることも多い。しかし、例えば相撲一つとって見ても、松原くんちは、他地区より盛大で、熱烈な人気があるとかの違いがある。また、戦後何十年後までは、松原駅-松原八幡神社-松原小学校近くまで長い距離で露天商(陶器や松原の刃物や農機具販売など多数)が、並んでいた。 他地区の祭りでも、特色ある内容があろうと思われる。このような特色ある行事は、一時ならばできることもあろうと思われる。しかし、長年継続するには、やはり、その地域ごとの歴史、それらを下支えする経済力(寄付金)や、その地域住民の多さなどもないと、なかなか、長期間は続かないと思われる。このような各地域の行事内容を見ても、ずっと以前ほどではないものの大村8地区ごとの特色が、祭りごとにも現れているようである。 1958(昭和)28)年版「市勢要覧」の大村8地区別の面積 注意1:右側下図=1958年度当時の大村8地区別面積(昭和28年度版、市勢要覧」より)は、古いデータというだけでなく、面積数値そのものがに間違いもしくは疑問があり、あくまでも閲覧程度にして下さい。念のため、参考・引用されない方が良い。なお、図の下側の数値は、図の面積数値が見えにくいので上野が転記した。 注意2:後の項で詳しく書くが、現在の大村8地区別の面積は、直ぐに閲覧できる例えば大村市役所ホームページなどには、掲載されていないようだ。
そのようなことから誠に申し訳ないが、かなり古いデータと概略図の画像を右側に掲載中である。この図は、1953(昭和28)年度の(大村市)市勢要覧に載ってるものだ。なお、図では分かりにくい数値もあるので、下段の表に転記している。 ・念のため、図や下表の地区別面積は2022年の面積とは違う まず、右側の図と、その下部の面積は、あくまでも1953当時の数値であり、2022年現在の市全体面積とは違う。その面積変化について、私でも直ぐ分かることとして、この図作成年後、例えば「1963年7月1日に東彼杵町の武留路郷(町)が大村市に編入」により松原地区が広くなった。 また、「1975年5月1日の長崎空港の共用開始(開港)」以前に西大村地区は、面積が変わっていると思われる。なお、地区別の面積は、この2項目による大きな変化だけではないことも考えられる。それらは、例えば何年かに分けておこなわれた大村市全域での町名町界の変更に伴う広さの増減も地区別単位ではあった可能性がある。ご参考までに、この町名町界変更については、「(大村市の)町名町界の変更」ページも参照願いたい。 以上の事柄による大村8地区別の面積の変化は、先述した通り、分かってはいるが、8地区別の最新情報を調べきれない点は、ご容赦願いたい。(なお、右図の下側の数値は広い面積順に並べている以外は、上図から転記しただけである) ・2022(令和4)年の大村市全体面積 2022(令和4)年の大村市統計では市全体の総面積は126.73㎢ 注意-----何故、市勢要覧の総面積の表記(122.81㎢)と、図の下側表記=8地区別の合計面積(134.27㎢)と、その差11.46㎢もあるのか不明だ。また、%の合計は本来100%と思われるが、8地区別合計が何故110%になっているのかも不明である。 あと、右側図と違うが、2022(令和4)年の大村市統計によると、市全体の総面積は126.73㎢である。もしも、右側図も2022年の面積も仮に両方とも正しければ、何故、市の面積が減っているのか不明だ。長崎空港だけでなく、その他の海岸部も色々な場所で埋めてられて、面積は広がって来たと思われるが? 注意---右側上図=1958年度当時の面積(数値)に、箕島(現在の長崎空港の一部)の面積に入っていると推測されるが、箕島の図は描かれていない。また、同様に当時あったガロー島、赤島や、現在もある臼島、鹿島、寺島などは図に表記されていない。(たぶん、私の推測ながら図のレイアウト上、島の部分は省略されたのだろう) 大村8地区別の人口 下記の大村8地区別人口は、2005年と2022年の人口で両年とも10月1日現在である。なお、この数値は、大村市ホームページの各年度別の「大村市の統計」から引用して書いている。念のため、下表の色分けは見やすくしているだけで、何の意味もない。
・地勢などからして大村市の中心地は西大村と竹松地区の境界周辺 上記は大村市ホームページに掲載中の「2005年10月1日現在」と、「2022年10月1日現在」の大村市8地区別の人口統計である。先の17年間で大村市全体では、7,591人増えている。大村8地区別に見れば、この間に各年ごとに増減はある。 上野は、大村市の中心地域は、上表の人口だけでなく地勢(平野部)、経済、交通アクセスなどから西大村地区と竹松地区の境界周辺と思っている。(より具体的に言えば長崎空港と大村インターチェンジを結んだライン周辺) あと、長崎県内でも人口減少が各自治体でいわれているが、逆に大村市では、人口増となっている。とりわけ大村市北部の人口増加は、著しいのが上表を見ても分かる。 急激な人口増は良いことばかりではない しかし、急激な人口増は、同時進行で諸問題も発生している。(現在、沢山あるが主には5つの問題と思われる) ただし、このページでは、テーマが違うので別ページに、例えば「大村市の人口増はリスク(危険)も伴っている」みたいな内容も書きたいと考えている。 <補足> (この後の原稿は、準備中。しばらく、お待ちくださ) (初回掲載日:2023年10月13日、第2次掲載日:10月17日、第3次掲載日:10月23日、第4次掲載日:11月8日、第5次掲載日12月8日、第6次掲載日:12月18日、第7次掲載日:2024年1月15日、第8次掲載日:1月17日) |
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