名称:福重地区防災まちづくり協議会
主催:福重地区防災まちづくり協議会
日時:2020年9月30日実務作業は18時〜、会議19時00分〜 時 分
場所:福重地区住民センター・大会議室
参加者:全体で17名(委員、長崎新聞の記者など)
注:撮影者の上野は、上記の同日同時刻に「福重郷土史同好会・第82回例会」を隣の中会議室で実施していたため、今回は会議冒頭と、会議終了後の冊子(画像Aを参照)のホチキス作業(実務作業)しか取材できなかったので、その点は、ご了承願いたい。
参考事項:(上野の補足資料。2020年9月末現在の資料)
2020年に大村を襲った風水害関係資料
1)2020年7月6日、大村水害(7月豪雨) 特設(もくじ)ページ、
・「(雨量など)気象ページ」 「水害要因(原因)とダムとの関係」
・「大村水害の被害状況」ページ-----大村8地区の被害写真と説明文ページ:「福重地区」 「竹松地区」 「萱瀬地区」 「三浦地区」を参照。ただし、「鈴田地区」 「松原地区」 「西大村地区」 「大村地区」は準備中で、まだ掲載していない。
・今年(2020年)の水害時雨量は、通常よりは大雨ではあった。しかし、1957(昭和32)年 大村大水害の雨量に比べ、下記のデータ通り、今年2020年7月6日の雨量が圧倒的に少なかった。
A)24時間雨量----------1957(昭和32)年が732.0ミリ > 2020(令和2)年が384ミリ
B)1時間雨量-----------1957(昭和32)年が141ミリ > 2020(令和2)年が94.5ミリ
つまり、1957(昭和32)年 大村大水害の雨量を知っている人ならば、今年2020年の雨量は、想定内・予想内どころか、24時間も1時間も約半分の雨量だった。しかし、半分の雨量でも過去の水害より被害が大きくなった要因は、郡川にある萱瀬ダムの放流と、佐奈河内川にある重井田ダムの影響、さらにはバックウォーター(逆流)現象があったからと推測される。
2)台風9号(2020年9月2日に長崎県へ接近)---主に強風で福重梨や福重のブドウに被害
3)台風10号(2020年9月7日に長崎県へ接近)---主に強風で福重梨や福重のブドウに被害
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(画像A) 福重地区防災まちづくり協議会だより第1号
縮小版 (上記は1ページ、実物はA4サイズ) |
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(写真5) 福重地区防災まちづくり協議会 |
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(写真6) 「福重防災だより第1号」の丁合・ホチキス作業 |
協議会の内容(概要)
上野は冒頭に書きました通り、今回の協議会の全体の取材ができていませんので、箇条書きで極簡単に書きますと、次の通りだったようです。
・「福重地区防災まちづくり協議会だより・第1号」(以降「福重防災だより」と称する)の冊子作成(丁合、ホチキス作業のこと)
(1)協議会・会長挨拶
(2)質疑応答
(3)今後の運営など
・冊子作成(丁合ホ、チキス作業のこと)の残作業
また、取材にいらっしゃった長崎新聞の記者さんからの質問を受けていた人もいたようです。
福重地区防災まちづくり協議会だより・第1号
(写真 を参照) この「福重防災だより」第1号(A4サイズ12ページ、水害の被害など合計で22枚の写真あり)は、協議会・会長からの「ごあいさつ」全文が別紙で、添付されています。その全文は、下記の点線内通りです。なお、この第1号は、福重地区内の全世帯へ配布される予定のようです。
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ごあいさつ
福重地区防災まちづくり協議会が発足して2目後、7月6日から7日にかけて、大村市内は豪雨に見舞われ、福重地区では河川の護岸崩壊により、農作物や農業用施設などに甚大な被害が発生しました。
災害から、かけがえのない私たちの生命や財産などを地区住民自らの手で守ろうと発足した協議会ですが、改めて、この.協議会の果たす役割の大切さを痛感しているところです。
これから、皆様と一緒になって、知恵を出し合いながら防災への取り組みを進め、災害に強い福重を目指していこうと
考えています。
つきましては、地区住民の皆様のご協力とご支援をお願いいたしますとともに、取り組みの一・環として、これから発行していく当広報紙をご一読いただけましたら幸いです。
令和2年10月1日
福重地区防災まちづくり協議会
会長 宮崎 和之
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第1号の主な内容について
この「福重防災だより」第1号の主な内容は、以下のことが書いてあります・
・福重地区防災まちづくり協議会設立(7月4日の設立総会、各町内選出15名、役員構成など)
・豪雨の状況
・大村市への要望書提出と、回答(写真あり)
・長崎県央振興局への要望書提出と、回答(写真あり)
・各町内の被害写真
などです。
<上野の感想など>
この「福重防災だより」第1号は、文章、レイアウト、写真は、全て手作りのようです。しかも、印刷、丁合、ホチキス作業、さらには、福重地区内全戸配布(予定)も含めて全て手作業です。これらは、協議会委員のご努力の賜物といえます。是非、地区内で配布されれば、私の方からも、ご一読をお願いしたいです。
繰り返しになりますが、今年の水害雨量は、1957(昭和32)年 大村大水害の約半分ですから、一般に言われている”大村市内で史上最大雨量”などの表現は、大間違い表現です。まさしく、今年の水害は、「想定内・予想内」の雨量ですから、今後も、この今年程度か、または1957(昭和32)年 大村大水害の雨量は、充分予想されます。 有名な言葉で「天災は忘れた頃にやってくる」がありますが、今の地球環境(温暖化現象など)や、同じ九州内の多くの風水害状況からして、むしろ「天災は忘れてなくても、やってくる」時代といえます。
自然災害含めて何事も再発防止が一番と思われます。今後も、福重地区防災まちづくり協議会のご奮闘ご活躍とともに地区住民、さらには大村市内全域で防災に強いまちづくりになるように願っています。今回の協議会へ参加された全員の皆様、大変お疲れ様でした。
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