写真・報告 その560 |
2022年、「深澤儀太夫勝清の野岳湖(ため池)造り」の講話(概要報告) |
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日時:2022年9月22日18:00〜18:15 場所:松原八幡神社・社務所 参加:全体20名(子ども10名、大人・関係者含む) 担当:上野(福重郷土史同好会) 注:下記内容は、「2022年9月22日開催の松原神楽・初顔合せ」で、主に話した内容に沿っている。しかし、それだけでは分かりづらい部分もあるので、趣旨を変えない範囲内で補足含めて、まとめ直した。また、子どもさんの参加が多かったので、講話の直前に話しの内容も変えた。 講話内容(概要) こんばんは。皆さん、 Q1:深澤儀太夫(ふかざわ ぎだいゆう)は、何をしていたのでしょうか? A 1:(子ども達から元気な声で)『クジラ取り!』(の返事があった) Q2:そうです、その通りですが、なぜ、海でクジラ取り=漁業(ぎょぎょう)をしていた人が、山間地に野岳湖(ため池)を造ったのでしょうか? A 2:(一人の子どもから)『水をためるため』(の答えがあった) そうです。(1)水をためる溜池(ためいけ)をつくり、田んぼや畑で水を使うためで、これを灌漑施設(かんがい しせつ)といいます。 (2)堤防(ていぼう)により水をためるので野岳湖は、水害防止(すいがいぼうし)にも役立ちます。 あと、それだけでなく、クジラ取りは、大変エネルギーを使うため、麦(むぎ)や粟(あわ)だけでなく、米(コメ)もたくさん食べる必要もありました。そのようなことから初代(しょだい)の深澤儀太夫だけでなく、二代目も三代目も、たくさんのため池を造ったと思われます。 野岳湖(ため池)は、澤儀太夫が今から約360年前に小判(こばん)で約4200両、工事期間(こうじきかん)は約1年7か月かけて造りました。この野岳湖の貯水量(ちょすいりょう)は、長崎県内で最大です。灌漑(かんがい)、防災(ぼうさい)だけでなく、今では観光(かんこう)やスポーツの公園(こうえん)としても親(した)しまれています。 昨年、皆さんの神楽(かぐら)= <2021年11月21日、松原神楽の初上演>は、多くの方からの高評価(こうひょうか)で注目(ちゅうもく)されました。私も素晴らしい神楽と思いました。今年の神楽も大いに期待(きたい)し、楽しみにしています。 また、今回のような短時間講話は、いつでも呼んで下されば話しますので、今後とも、よろしくお願いします --------------------・・・--------------------・・・------------------- 講話聞いて下さった参加者の皆様、お疲れ様でした。 |
関係ページ:(大村の偉人・有名人・活躍人)「深澤儀太夫(ふかざわ ぎだいゆう)」 、上野の話した「2019年1月22日、福重小学校4年生へ、深澤儀太夫の講話(概要紹介)」 ----------・・・----------・・・---------- ・松原神楽関係ページ:<2021年10月1日、「初顔合せ」> <2021年10月5日の「舞」の練習> <2021年10月8日の「横笛」の練習> <2021年10月14日の「太鼓」の練習> <2021年11月21日、松原神楽の初上演> 「2022年9月22日、松原神楽・初顔合せ |
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