大村市立史料館・特別展
古代探訪 「奈良・平安の大村と肥前」(概要紹介)
2014年11月1日(土)〜12月14日(日)まで、大村市立史料館で、特別展 古代探訪 「奈良・平安の大村と肥前」が、下記の通りに開催されています。
・開催期間:2014年11月1日(土)〜12月14日(日)
・会場:大村市立史料館(市立図書館2階)
・時間:10時〜18時
・休館日:毎週月曜日、祝日、11月4日(火)、11月2日(日)
・入場:無料
この特別展・古代探訪を簡潔に分かりやすく、まとめて紹介してある「おおむらデジタル史料館」の「インフォメーション」ページに、次の<>内のことが書いてあります。
< 近年、大きな話題となった竹松遺跡をはじめ、佐賀や佐世保市、雲仙市の資料を借用して、古代の大村に迫ります。 期間は12月14日(日)まで。入場無料です。 市外の借用資料は大村初公開のものです。 史料館で新たな古代大村を知るチャンスですので、多くの皆さまのお越しをお待ちしております。 >
また、『(ブログ)学芸員の部屋』ページにも、今回の特別展のことについて書いてありますので、ご参照願います。
今回の特別展よりも前に開催された近年の企画展や特別展は、次の各「」内などがあります。ただし、私は全部の展示企画を紹介していませんので、その点はご了承願います。
「(2009年開催の)歴史の缶づめ」、「(2010年開催の)大村人グレート」、「'2011年と2012年開催の)そこんにきヒストリー」、「(2012年開催の)懐古・知新」、「(2013年開催の)「大村藩天文方 峰源助」展」、「(2013年開催の)The 藩 江戸時代270年の大村」、「(2013年開催の) 解大藩書 「大村藩を解く」など。
上記の企画展や特別展のタイトル名でもお分かりの通り、通史や市内全域のテーマでの展示企画を除けば、どちらかと言いますと、江戸時代の大村藩や、近世近代の歴史事項が多いように思われます。しかし、今回の特別展は、大村市内でも最初に人が多く住み始め縄文・弥生・古代を始め、様々な遺跡や遺物が、たくさん出土する郡地区(松原・福重・竹松地区)のことが、多く取り上げてあります。
しかも、ここ数年、広い面積(新幹線の車両整備基地・線路予定地など)で発掘が進んでいる竹松遺跡から出土した遺物なども数多く展示してあります。また、大村市内では、なかなか見る機会のない例えば、福岡県大野城市、佐賀市、佐世保市などで所蔵されている貴重な遺物も今回見ることができます。このように今までにないような広範囲での視点で、しかも出来るだけ実物(遺物)で理解を深めてもうらおうとの意図がこもった特別展となっています。
特別展の内容(概要)
パンフレットに書いてある見出しを参照しながら、項目のみを書きますと、次の太文字が書いてあります。
「古代」とは? 、 国府・国庁 、 肥前国庁とは 、 郡衙 、 古代の制度(駅制 条理) 、文字(墨書土器が示す肥前) 、 古代の仏教 、 古代の人びと(衣・食・住) などです。
上記、特別展の詳細内容は、このページでは省略していますので、できれば是非、史料館へ行かれて見学されたらいかがでしょうか。また、展示室前のロビーには、カラー写真、イラストや理解しやすい文章で説明を加えられたパンフレットも置いてありますので、より一層この特別展の趣旨が分かりやすいと思われます。
(掲載日:2014年12月2日)