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2018年(大村市)小中学校郷土史クラブの成果発表会
福重小学校の発表内容

2017年度・福重小学校・郷土史クラブ(9-2)
福重小学校・郷土史クラブの発表中

発表会・概要報告ページは、ここからご覧下さい
日時:2018年2月3日、場所:さくらホール

福重小学校の発表内容:福重のフルーツの歴史

 はじめに、福重小学校・郷土史クラブの発表内容(2017年度のテーマ)は、福重のフルーツの歴史でした。このテーマを調査・研究するのに2回(「2017年6月28日の初回」と、「7月19日に2回目」)の講話を聞き、その後、夏休み期間を利用して各自の調査、9月6日、大庭梨園とシュシュへの見学」をおこなっていました。

 そして、その成果を各自で文章でまとめ、発表用に準備しました。発表するまでは、何回かの練習や「2018年1月30日のリハーサル」を経て、「2月3日、市内小中学校郷土史クラブ成果発表会」での発表となりました。

 この児童発表内容は、福重地区で生産・販売されている20数品種の中で、5つのフルーツに絞ったものです。何十年も以前ならば(まだ福重農協があった頃)は、フルーツの品種ごと、生産農家数・数量・販売実績などの歴史や統計データなどもあったかもしれません。しかし、今は、さまざまな経過を経て、その(地域単位の)農協もJA長崎県央に合併されたため、各地区単位のフルーツ状況数値(データ)は、あまり聞いたことがありません。

 そのような意味からも、今回、児童が調査、文章化して発表した福重地区のフルーツ5品種の歴史、農家数などの貴重な内容とも言えます。発表順番は、下記からの通りです。(注:下表の色分けは見やすくしているだけで特に意味はありません。太文字は上野が付けた)

M君:きをつけ 今から福重小学校郷土史クラブの発表を始めます。 れい

Tちゃん:わたしたちが住んでいる福重は、「フルーツの里 福重」と呼ばれるほど、フルーツがたくさんとれる地域です。国道沿いにも看板が立っていて、見たこともある人もいるでしょう。
Mちゃん:夏から秋にかけては、梨園(なしえん)やぶどう畑のまわりには、たくさんの旗が並び、お客さん達もたくさん来ています。
Fちゃん:このような光景をずっと当たり前のように見てきた私たちですが、いつごろから「フルーツの里 福重」と呼ばれるほどフルーツが作られるようになったのか疑問に思い、調べることにしました。
Sちゃん:調べた方法は、福重のことに詳しい上野さんの話を聞いたり、実際になし園シュシュに行って取材したりしました。それでは、聞いてください。
S君:まず、みかんについて紹介します。みかんは、江戸時代以前の昔から作られていましたが、1960年ごろから多くの農家で作られるようになったそうです。多いときには100戸ぐらいありましたが、みかんの値段が下がってきたため、今は30戸ぐらいに減っているそうです。

Fちゃん:福重でとれるみかんの種類は、極早生みかん温州みかん夏みかんハッサクみかんです。極早生みかんのおいしい食べ方を紹介します。極早生みかんは、暑さが残っているときに食べたら、とてもおいしいそうです。
KTちゃん:次に、びわについて紹介します。まず歴史についてです。福重では、ハウスびわがとれていて1990年ごろから野田町で作られています。今は、2月中旬から5月中旬に長崎早生長崎甘香という種類のびわがとれていて、農家数は2戸しかありません。特に、長崎甘香は普通のびわよりも1.5〜2倍の高価な物で東京に売り出されています。その他のびわは、お店などでそのまま売っている場合が多いです。弥勒寺町にあるシュシュでは、びわジュースも売ってありました。

Sちゃん:次は、福重のフルーツの代表である福重なしについて紹介します。福重なしの木を最初に植えられたのは、約100年前に弥勒寺町にお住まいの大庭さんのひいおじいさんだそうです。
M君:そこから、なし作りが広がり、今の大庭さんで4代目だそうです。最初の木は、大庭さんが中学生のころまであったそうです。今は、弥勒寺町を中心に8けんぐらいの農家さんがなしを作られています。
Tちゃん:福重なしの収穫時期は、8月中旬から10月中旬です。品種は、豊水が多く、その他に秋月二十世紀新高新興幸水などがあります。また、福重なしを使った商品として、パンジュースシャーベットなどがシュシュに売ってありました。

Mちゃん:次は、ぶどうを紹介します。まず歴史についてです。ぶどう作りは、1961年ごろ今富町の冷泉寺の農家5戸から始まりました。今は、福重だけで11戸プラス何戸ぐらいあるそうです。長崎や大村市内でも福重は、ぶどうの収穫量が1位です。

 ぶどうの収穫時期は、種類によってちがいますが、だいたい8月上旬から9月中旬だそうです。そして、ぶどうの種類は巨峰ふじみのりシャインマスカットです。特に巨峰は1番多くて90%をしめていて、とても甘いです。シャインマスカットは、緑色をしています。

KKちゃん:最後に、いちごについて紹介します。まず歴史のことを発表します。いちごは、1950年から1953年ごろ、いちごのハウス栽培が始まります。その後、今富町の農家の方が1970年ごろから作り始めたそうです。今が2017年なので67年前のことになります。

 今は、福重には10戸ぐらいのいちご農家があるそうです。ハウスいちごが盛んで11月下旬から6月上旬に多く収穫されています。品種は、ゆめのかが90%、さちのかが10%で、だんぜんゆめのかが多いことがわかりました。クリスマスのケーキにのせるために、そのような品種を作っていると私は思いました。

S君:以上、福重でとれる5種類のフルーツの歴史について調べてみました。たくさんのフルーツがとれることがわかり、福重のことがますます好きになり、ほこりに思いました。どのフルーツも、ずいぶん前から作られていることがわかりましたが、特に、福重なしは100年ぐらい前から作られているということに驚きました。
KTちゃん:そして、今まで大切に受けつがれてきている福重のフルーツを地元のお店でも商品として売っていることもわかりました。
KKちゃん:これからも、福重のフルーツがいつまでもたくさんとれて、いつまでも「フルーツの里福重」と呼ばれ、いろいろな地域の人たちにも知ってもらえるように、私たちもできることをしていきたいと思います。
M君:これで、福重小学校郷土史クラブの発表を終わります。れい。

<関係ページのリンク先> 
2017年6月28日、福重小学校・郷土史クラブ・(1)福重のフルーツについての講話初回」 、 「7月19日、郷土史クラブ・(2)福重のフルーツについての講話第2回目」 、「9月6日、(3)郷土史クラブ、大庭梨園とシュシュ見学」 、「10月25日、(4)郷土史クラブ、発表会前の事前準備と討論」、「11月29日、(5)郷土史クラブ、各担当の紹介文作成」 、「12月3日、(6)郷土史クラブ、発表文を全体で読み合わせ」 、「2018年1月30日、(8)成果発表のリハーサル」 、「2月3日、(大村市)小中学校郷土史クラブ成果発表会

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