2018年(大村市)小中学校郷土史クラブ成果発表会、福重小学校・郷土史クラブ(9)
(歴史の道「長崎街道」を発表中の)西大村中学校 |
|
日時:2018年2月3日、13時00分〜15時30分
場所:さくらホール
参加校:鈴田小学校、富の原小学校、大村中学校、大村小学校、西大村小学校、中央小学校、竹松小学校、三城小学校、福重小学校、放虎原小学校、旭が丘小学校、西大村中学校
出席:全体で242名(内、児童生徒・各校担当者は126名、他は一般の聴講者など116名)
趣旨:この(大村市)小中学校・郷土史クラブ成果発表会の趣旨は、大村市内の小中学校の郷土史クラブが、2017年度1年間の研究成果を楽しく発表することにあります。今年度で、9回目と思われます。
例年同様、各学校のステージ発表、ポスターセッションとも、幅広く詳細で、中には一般に知られていないような事柄もありました。また、各発表時、どの学校のメンバーもスラスラと元気のある声で分かりやすかったです。 (各学校の発表項目は下表を参照。詳細内容は省略)
そのようなこともあり、閉会挨拶で(文化振興課)大野氏は、「皆さんはハキハキと元気で発表された。その内容も地域の親しみのある、それでいてあまり知られていないような歴史事項が多かった。その成果は、学ばれたの皆さんの財産であり、これからも生かして欲しい。今後も、この成果発表会は継続したいので、よろしく願う」との主旨を述べられていた。
8回の発表会で参加数が、1、000名突破
この発表会主催の大村市教育委員会・文化振興課のお話によると、「8回の郷土史クラブ研究成果発表会への参加数が、のべで1,000名を突破した」そうです。この「1,000名」と言う数字は、一つの通過点かもしれません。
しかし、この数字になるまでは、これまでの大村市文化振興課の年間にわたる市内小中学校への指導・援助、各学校の先生のご教示、児童自らの研究熱心さ、さらには各校区(地域)の方々のご支援などによって達成したものとも思えます。
発表内容(注:三つ目の表は作品展示のみ)
ポスターセッション |
・三城小学校 |
長崎街道 今昔物語 |
ステージ発表 |
(1) 大村小学校 |
黒門を通った偉人 |
(2) 西大村小学校 |
長崎の大名とシュガーロードについて |
(3) 中央小学校 |
大村の郷土料理と砂糖について |
(4) 竹松小学校 |
竹松小学校の歴史 |
(5) 福重小学校 |
福重のフルーツの歴史 |
(6) 放虎原小学校 |
父ちゃん 行かないで! |
(7)旭が丘小学校 |
大村とキリスト教との関係について |
(8) 西大村中学校 |
歴史の道「長崎街道」について |
作品展示 |
・鈴田小学校 |
全校地域学習の取組 |
・富の原小学校 |
大村歴史すごろく |
・大村中学校 |
大村の偉人について |
福重小学校・郷土史クラブの発表中 |
|
福重小学校の発表内容:福重のフルーツの歴史
福重小学校・郷土史クラブの発表内容は、上表にある通り、福重のフルーツの歴史でした。この調査・研究するのに2回(「2017年6月28日の初回」と、「7月19日に2回目」)の講話を聞き、その後、夏休み期間を利用して各自の調査、9月6日、大庭梨園とシュシュへの見学」をおこなっていました。
そして、その成果を文章でまとめ、発表用に準備しました。発表するまでは、何回かの練習や「2018年1月30日のリハーサル」を経て、今回、さくらホールでの発表となりました。
歴史事項を話すならば、その事柄、年代や場所など覚えにくい場合もあります。しかし、今回、8名全員、暗記しておられ、よどみなく、前を向いてハキハキとした発表でした。
鈴田小学校の作品展示について
鈴田小学校では、下記写真(ただし、一部の写真のみ)でもお分かりの通り、鈴田地区に残る史跡を研究し、展示しておられました。これは、6年生が下級生に史跡を教えることからの研究テーマでした。
そして、教える分野は、その専門(例えば鈴田大神宮、長崎街道などの個別テーマごと講話する人が違う)という地域の方が中心でした。そのような中で、上野も招いて頂いて、「2017年10月30日、地域学習」で、「地主大明神」と「鬼の石」のテーマを講話しました。その後、「11月28日、鬼の石見学」を始め、各グループごと別の史跡に行って下級生へ教えておられました。そして、そのような成果が、今回の作品展示になられたと思います。いずれも手作りで、分かりやすい作品でした。
発表会の主催者、小中学校の郷土史クラブのメンバー、アドバイスされた先生、見学された各地域の方々、皆様お疲れ様でした。