2021年、福重小学校5年生の稲刈り
日時:2021年11月1日 08時30分〜10時30分
場所:大村市皆同町、石走川左岸横の田んぼ
参加:全体で約70名(内、5年生:55名、他:指導員・先生・保護者・関係者など)
注:このページ掲載写真は順不同。写真整理番号には何の意味もない。
主な内容:この日は、少し曇ありながらも天気で気温も動きやすい稲刈り日和だった。例年、種まき、田植え、稲刈りを児童に指導して下さる清水さんから、開始前と終了後に、要旨(ようし)次のような話があった。
・清水さんのお話
「この実った稲(いね)は、今年7月3日に田植えし、約3ヶ月後くらいに花が咲き、そして実ったものだ」 「今日は、その稲刈りである。この鎌(ノコギリ鎌)は良く切れるので、皆んなケガしないように」
「また、モチ米(もちごめ、もち用のコメ)と、うるち米(うるちまい、普通に食べるコメ)の2種類があるので、間違って一緒にしないように」
「稲刈り後は、10束(たば)位づつで、くくりつける。バラバラにしないように。そして、あそこにある馬という稲架け竿(いねかけざお)のところへ運ぶ」 「そして、一束づつ架けていく」 「今日、みんなが刈った分は稲架け竿(いねかけざお)で、1週間ほど乾燥(かんそう)させる」「なぜ、乾燥させるかというと、それは20%位ある水分量を15%位にするためだ。そして、次は脱穀(だっこく)する」
「脱穀後、さらに精米(せいまい)して白米(はくまい)にすれば食べられる。モチ米は、12月に餅(もち)つきして、みなで食べて欲しい」 「刈って乾した分以外は田んぼに残る。それは鴨(かも)などの渡り鳥や野鳥のエサにもなる。(補足:ムダにはならないということ)」
「地球全体(ちきゅうぜんたい)で食糧不足(しょくりょうふそく)もあるかもしれない。農業(のうぎょう)は、大変重要(じゅうよう)と思う」
・稲刈り
清水さんのお話が終わった後、5年生は、稲刈りがスタートとなった。始め時間かかっていたが、ノコギリ鎌でサクサクと切っていき、慣れてくると刈るスピードも速くなった。そして、その稲を10束ほどを一つにまとめて置いていった。
また、一通り束ねてまとめれば、次は先に準備してあった稲架け竿(いねかけざお)に運んで、天日(てんぴ)に干す(ほす)ために竿(さお)にかける作業だった。これのくり返しがあり、刈った全てを掛け終わった。記念撮影も終わった。 最後に、終了ミーティングがあった。清水さんより、上記の補足の話があり、それに対しての児童全員から、「今日は教えてもらって、ありがとうございました」などのお礼の言葉があった。
上野の感想
今回は、田んぼの地面も例年より乾燥して動きやすく、そのような中で児童は、頑張って稲刈り作業ができた。中には、一生に一度の稲刈り体験だったかもしれない。また、農業の一部を自ら実体験するは、大変良いことで生きた勉強ではないかと思った。
あと、自らを田植えして、また、その実りを自ら稲刈りして得たコメ(食糧)は、親近感や食べ物の大切さも体を持って実感したのではないだろうか。
そのようなことから、年末に餅つき大会などをして、児童自ら種まき、田植え、稲刈り、脱穀したコメは、きっと美味しいと想像される。今回の稲刈りに参加された指導員、先生、児童、保護者、関係者、大変お疲れ様でした。