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2024年、福重小学校5年生の田植え(概要報告)

写真1:福重小学校5年生、先生と指導員(列の手前は苗の入った育苗箱。さらに手前が、これから田植えする水田)

写真2:横一列の5年生全員で田植え中(注:手前側は先に機械植えされている。奥は新幹線の橋脚。右端側方向に石走川がある)
写真3;右側のの前は清水さん(後方は指導員。PTAや保護者)
写真4:をもって説明中の清水さん
写真5:水田へゆっくりと、苗を持って入る
写真6:左側の清水さんから指導を受け田植え開始
写真7:横を見ながら苗を植え始める
写真8:左側の指導員の沖田さん田植え中
 
写真9:保護者は次の苗の準備中
写真10:左側は:妙宣寺保育園の田植え見学

福重小学校5年生の田植え
日時:2024年7月3日
09時00分〜11時00分
場所:大村市皆同町、石走川左岸横の田んぼ
参加:
全体(目測)で約120名、<児童:63、他:指導員、先生・保護者・PTA・関係者など。(見学者として妙宣寺保育園の園児20名、先生2名)も含む
指導員(しどういん):沖田さんなど5名
 注;掲載写真は順不同で整理番号には何の意味もない。
 注;下記にも書いているが、進行や話しの項目(こうもく)は、分かりやすくするために趣旨(しゅし)を変えない範囲内(はんいない)で、順序の(じゅんじょ)の入れ替えも含めて内容(ないよう)を補足(ほそく)したり、まとめ直している。


主な内容
 ここずっと雨続きでしたが、この日は青空もある良い天気でした。気温は、田植え(たうえ)開始前(かいしまえ)の09時頃には27度位、その後さらに上がり、終わりの11時頃には30度位ありました。福重小学校5年生の田植え(たうえ)は、総合学習の一つとして毎年おこなわれています。

 まず、毎年、5年生へ手取り足取り、詳しく指導されている清水さんから、田植え前と終わった後で、概要(がいよう)、下記点線内の話がありました。 念のため、下記点線内は、分かりやすいようにまとめ直しているので、話の順番(じゅんばん)通りでない部分(ぶぶん)もあります。
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清水さんの話し

 皆さん、おはよう。6月初旬に(たね)まきしたのが、今日は、その(なえ)を植(う)える。コメ作りには、水が大事(だいじ)だ。この田んぼの水は、どこから来ているだろうか? (東側を指差しながら)あの郡岳(こおりだけ、826m)に降った(ふった)雨は、川や用水路(ようすいろ)を約2km流れて、この田んぼにきている。そして、稲(いね)を育てている。

 田んぼには、ジャンボタニシが、たくさんいて、(いね)に被害(ひがい)が出ている。取ってもとっても直ぐ増えるので困っている。このタニシは、30年前の日本にはいなかった。皆んな、どこから来たか知っているか? (児童から「外国」や「アメリカ」などの返事あり)  
 南米のベネゼラから台湾(たおわん)、中国(ちゅうごく)を経由(けいゆ)して日本に食用(しょくよう)に輸入(ゆにゅう)されたと聞いている。しかし、食用にはならず、田んぼで1匹(ひき)から100匹くらい増えていくような繁殖力(はんしょくろく)が大変(たいへん)強い(つよい) タニシだ。

・田植えのやり方について
 田植えのやり方だが、この(なえ)を4〜5本づつ持って、手で植えていく。そして、一列(いちれつ)終わったら、バックして、また植えるという繰り返し(くりかえし)だ。皆が植えた稲(なえ)は、しばらくすると、一l株(ひとかぶ)で10本くらいに増えるだろう。

 米(コメ)には、色々と品種(ひんしゅ)がある。今日は、ウルチ米(まい)と、モチ米(こめ)の2種類(しゅるい)を植える。 <注:ウルチ米(まい)は、毎日食べている普通(ふつう)の米。モチ米は、正月などに食べるモチになる。> (補足:今回の田植えに使った苗の箱=育苗箱(いくびょうばこ)は、ともに10数箱だった) 
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5年生の田植え
 清水さんの話しが終わった後、福重小学校5年生全員、手に(なえ)を持って田んぼに入りました。その時、ワーワー・キャーキャーと、にぎやかな声も出ていました。中には、田んぼに入ること自体はじめてなのか、楽しそうな感じもしました。また、慣(な)れていないことから、田んぼですべって服、黄色の帽子、タオルなどをぬらしてしまう児童(じどう)もいました。

 指導員や保護者(ほごしゃ)の方から、教えてもらいながら田植え紐(たうえひも)の丸い球を目印(めじるし)に、大体同じ間隔(かんかく)に植え始めました。一列終わったら、指導員の清水さんや沖田さんなどから、「みんな、バックして」との号令がかかり、その後、十数列の田植えが続きました。

 最初(さいしょ)は、慣れていないため時間もかかったり、植えた列も曲がった状態(じょうたい)でした。しかし、3列目以降(いこう)になると上手になって、ハイピッチになっていきました。そして、途中で水分補給もしながら、最終の一列も終わり全員、田んぼから上がり、泥(どろ)によごれた手や足を近くの井戸(水道)で洗うことになりました。

終了ミーティン時の清水さんからのお話
 田植えも無事終了して、終了ミーティングがあり、その時、清水さんから次の点線内の話もありました。
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 今日から100日ほどすれば、稲の花も咲くだろう。みんなも稲の花を見に来てほしい。あと、これから注意(ちゅうい)することもある。それは、稲に被害(ひがい)を与える虫が飛んで来ること。また、台風(たいふう)などの自然災害(しぜんさいがい)もあるだろう

 あと、何か質問(しつもん)あれば出してもらっても良いし、次の稲刈り(いねかり)の時でも良い。 私は26年間、福重小に米づくり(種まき、田植え、稲刈り、脱穀など)を教えてきたが、今回で最後だ。次は、別の人に代わってもらう。
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5年生全員からお礼の言葉
 ミーティングの終了時に、5年生全員から「ありがとうございました」とのお礼がありました。さらに、保護者・PTAや地域の皆さんへも大きな声で、お礼がありました。

 最後になりましたが、今回の田植えに参加された福重小学校5年生の児童、先生、指導員、PTA、保護者、関係者の皆様、大変お疲れ様でした。

写真11:校長先生も田植え中

写真12:中央部は苗の渡し中
写真13:終了ミーティング中(注:手前側は5年生が田植えした水田。右側はPTA保護者。右端側方向に石走川がある)
<関係ページ>
2015年7月7日、5年生の田植え   、 ・2017年7月3日、5年生の田植え  、 ・2018年7月5日、5年生の田植え 、2019年7月5日、5年生の田植え 、 ・2020年7月3日、5年生の田植え 、 ・2021年6月30日、5年生の田植え、・2023年7月1日、5年生の田植え 、・2024年7月3日、5年生の田植え
大村歳時記シリーズの田植え(たうえ)

・米(コメ)に関係する:『瑞穂の国


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