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大村の歳時記シリーズ (稲作の)農薬散布

(稲作の)農薬散布(いなさく の のうやく さんぷ)

 まず、このページ掲載の農薬散布について、次の<>内=大辞林の解説から参照願います。<農薬=農業で使う薬剤。殺虫・殺菌・除草剤および作物の生長を調節する薬剤など。>、<散布=ふりかけること。まきちらすこと。> 念のために、農薬について、一般には様々な意見もあります。しかし、ここのテーマは、既に掲載中の最下記の「コメ関係ページ」と同じような稲作における一連作業の一つの紹介ですので、その点は、ご了承願います。

写真1  稲へ農薬散布中のヘリコプター(右端側で操縦中)
(2018年7月27日撮影、野田町、以下同じ)
写真2  稲へ農薬散布中のヘリコプター(中央部は操縦中)
写真3  稲へ農薬散布中のヘリコプター(写真最奥側は大村湾)

 稲作をする場合、たいていの農家では、その栽培期間中に稲への病害虫防除のため、農薬が数回散布されます。その散布の方法(機械)、回数、農薬の種類、時期などは、地域や農家によっても異なります。

 例えば、散布の方法では、手動式の噴霧器(ふんむき)は、たいていの場合一人作業、(エンジン付き)動噴機(どうふんき)は1名から数名の作業もあります。また、現在主流ともいえるのが、無線誘導式の無人産業用ヘリコプターによる農薬散布です。さらに、近年では、ドローン(無人航空機)式の散布も増えつつあります。

 これらは、農家の現状(農業従事者の不足、高齢化、後継者難など)からして、農薬散布の省力化(軽作業化)、時間短縮、体の保全などのためにも有効と思われます。

 先のヘリコプターを操縦できるのには、(YAMAHAのサイトを参照すると)農林水産航空協会の講習を受講し、そして同協会の発行する「産業用無人ヘリコプター技能認定証」の交付を受けて初めて、資格を得ることになります。そして、この資格者へ、各農家は有料依頼して散布作業をしてもらう方法となります。

今後、農業用ドローンがさらに普及するのでは?
 念のため、私は各種のドローン(小型無人機)に興味はありますが、残念ながら2019年現在で、その詳細な知識もなく、また操作もしたことがありません。この項目は、あくまでも、私が農林水産省のPDFファイルや、大村市内で見聞きした範囲内で、しかも今後の想像も含めて書いていますので、その点は、あらかじめ、ご了承願います。

 まず、農業用ドローンについて、農林水産省のサイトにPDFファイルとして「農業用ドローンの普及に向けて (農業用ドローン普及計画) 〜 ドローン × 農業 のイノベーション 〜」が掲載中ですので、ご参照願います。このPDFファイルから引用しますと、次の<>内のことが書いてあります。

  (前略) 農薬の空中散布は、近年、主に無人ヘリコプターにより実施されてきたが、平成28年からドローンによる散布が開始された。無人ヘリコプターと比較して、機体が小型で廉価であり、労働負担の軽減や作業性の向上、コスト削減効果が期待される。  (中略)

 今後の更なる技術開発・実証、普及拡大の推進を図るため、本計画において2022年度までの農業用ドローンの普及目標を示すこととする。
目標:水田を中心とした土地利用型農業の作付面積の半分以上への普及
野菜や果樹、中山間地域における先進的な経営体への導入 (後略)  >(引用は以上)

 上記<>内通り、ドローン(小型無人機)の普及によって、2022年度までに、コメや小麦などの作付面積の半分以上での導入を目指すことのようです。農業分野は何事も一瞬に変わるようなことはないかもしれませんが、いずれ、このような流れは、農業経営(収支)・作業負担軽減・生産性などからも、よりドローンの方向へ、変化していくような気もします。


 (これからの原稿は、準備中ですので、しばらく、お待ちください)



補足


(この原稿は準備中。しばらく、お待ちください)

コメ関係ページ:田起こし(たおこし) 、 代明け(しろあけ)代掻(しろかき)  、 田植え(たうえ) 、農薬散布(のうやくさんぷ) 、  稲刈り(いねかり)  、 脱穀(だっこく)  、 籾すり(もみすり)  、 精米(せいまい) 

初回掲載日:2018年9月24日、第二次掲載日:2019年9月28日、第三次掲載日: 月 日
 
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