精米(せいまい)
まず、このページに度々書いています用語の玄米(げんまい)、精米(せいまい)、白米(はくまい)ついて、下記国語辞典の大辞林を参照願います。なお、ご参考までに、コメ(米)を「つく」の漢字は、「搗く(つく)」と書きます。
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写真1 (主に個人宅用の)精米機((2017年10月19日撮影、野田町) |
玄米=もみがらを取り去っただけの、精白していない米。
精米=玄米を搗いて白くすること。また、精白した米。
白米=玄米を搗いて、ぬかや胚芽(はいが)を取り除いた米。精米。
コメ(米)は、農家の田んぼで毎年春先から秋まで、主に田起こし(たおこし)、代明け(しろあけ)・代掻き(しろかき)、田植え(たうえ)、稲刈り(いねかり)、脱穀(だっこく)、籾すり(もみすり)の順で栽培、収穫され倉庫に収まります。
上記の通り、稲作は田起こし(たおこし)から10か月近くかけて、やっと、籾すり(もみすり)後のコメ(米)=(この時は)玄米まで仕上がったとしても、当然そのままでは食べられません。人の口に、ご飯として食べられるようになるには、今回の精米と炊飯という行程が、まだ残っています。このページで紹介していますのは、その精米(せいまい)についてです。
ここで右側の写真1をご覧願います。この機械は、主に個人宅用の精米機(マルマス機械 マスペット GL−1型 精米機 100V)です。写真左端側にコンセントと電気コードが写っていますので分かりやすいですが、この機械は電気モーター式で玄米を搗いて、白米にする装置です。
極簡単な機械の説明ですが、モーターは下部の中にあります。オレンジ色のプレート左側はスイッチ類、その右側方向が抵抗表示メーター、さらに右端側が白いハンドルです。これらによって、精米の出来上がりを調整していきます。そして、上部の大きい漏斗(じょうご)状に見えているところへ、玄米を入れます。(この写真は玄米を搗いている最中)
この機械は、循環式で玄米を精米します。米ヌカが機械裏側(反対側)に出てきます。一定時間しましたら、白米へ搗きあがって完了となります。搗くコツは、後で紹介の水車ほど、ゆっくりできませんが、なるべく遅いスピードが良いと言われています。
あと、現在では、もっとコンパクトな家庭用も販売され、使われています。また、業務用として道路脇に自動精米機が置いてあるのも大村市内で見かけます。これは、コインを入れて自分で設定すれば、搗きあがるものです。私の推測ながら、電気モーター式で玄米を精米すると言う原理そのものは、個人宅用も業務用機械も、そう大きくは変わらないのではないかと思われます。
さらに、米販売店や精米所などには、もっと大型の本格的な精米機などがあると推測しています。なお、私のかすかな記憶ながら、昔、コメ(米)の精米所や販売店(米殻取扱業者)などは、許可制だったような記憶もあります。
水車精米について
(この原稿は準備中。しばらく、お待ちください)
補足
(この原稿は準備中。しばらく、お待ちください)
コメ関係ページ:田起こし(たおこし) 、 代明け(しろあけ)・代掻き(しろかき) 、 田植え(たうえ) 、 稲刈り(いねかり) 、 (稲の)掛け干し(いねのかけぼし) 、 脱穀(だっこく) 、 籾すり(もみすり) 、 精米(せいまい) 、 餅(もち)つき
初回掲載日:2017年10月21日、第二次掲載日: 月 日、第三次掲載日: 月 日、第四次掲載日: 月 日