重井田町の天狗伝説 |
もくじ | はじめに | 伝説の背景 | 石や地名 | 飛び立ち石 | 地名の由来 | 足跡石 | 天狗岩と滝 | まとめと名称 | あとがき | Q&A |
重井田町の天狗伝説
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郡岳の天狗 太郎坊は大石を飛んだ
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天狗伝説の石や地名 |
長崎県大村市重井田町には、天狗にまつわる主に5つの自然石や地名(字:あざ)が残っています。 それは、次の通りで、後のページで、一つひとつ、詳細に説明いたしますので、今回は、その項目のみとしています。 1)「天狗の飛び立ち石」の石 2)字(あざ)の「赤岩」 3)「天狗の足跡石」の石 4)字の「天狗通」(てんぐとおし) 5)「天狗岩」の石 上記5項目の主な特徴点を先に書いておきます。 まず、一つ目の特徴点として、この天狗伝説の発祥の地点ですが、(このページ右上側や下側の地図を見て頂ければ、分りやすいと思いますが)関係する石や岩は、ほぼ一直線に並んでいます。 修験者(山伏)の修行場だった『御手水の滝』(おちょうずのたき:通称:裏見の滝)も、その位置関係からして他の5項目の延長上にあることが分ります。これらの直線の並びが何か関係あるのか、全くの偶然なのか、色々な大きな石を探しまわった者として、何か引っかかるものも感じました。 二つ目の特徴点として、上記5項目の内、「天狗の飛び立ち石」の石、字の「赤岩」、「天狗の足跡石」の石、「天狗岩」の石と4項目までもが、石や岩に関連していることです。石は、少々の天変地異、長年の風雪があろうとも、木や紙に書かれた、あるいは作られたものより強いので、他の伝承ごとは消えたのかもしれませんが、結果として、これらの大きい石や岩などとの関連がずっと現在まで残ったのかもしれません。 また、地元の住んでおられる所から、いくつの大きい石も見える位置、あるいは歩いて直接触れる場所にあったため親しみやすさもあり、伝承も長続きしたのかもしれません。
(掲載日:2005年3月25日) |
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