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重井田町の天狗伝説
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重井田町の天狗伝説

郡岳の天狗 太郎坊は大石を飛んだ
天狗に関係する地名の由来

天狗に関係する地名の由来

字の『赤岩』について
 下図に字(あざ)の『赤岩』と言う地名があります。ちなみに、この地名はいつから、このように呼称されているか、その点については不明です。しかし、前のページ「天狗の飛び立ち石」の項目と重複いたしますが、この地名の由来になったのが、「天狗の飛び立ち石」の由来と、この付近に広く分布している石からだと言われています。
天狗伝説に関係する地名、『赤岩』と『天狗通(てんぐとおし)』

 前ページでも、ご説明致しましたバラバラに続く岩場の「赤岩」だけでなく、この付近一帯には同種の石が散らばっています。

 実際、野田町の方に現地で地面の石を指差しながら「上野君、私が若い頃この石や岩盤は、もっと赤い色をしていた。今、そんな色はしていないけどね」と、言っておられました。

 別の機会に、私がみかけた石の中には、雨や雪がかかりにくい所だったのか、まだ赤い色をしているものもありました。

 地元の伝承として、「天狗が飛び立った時に怪我をして、この付近の石に血が染まった」、それでその後、地名となったと多くの方から聞きました。

 やはり、私は、この説が『赤岩』と言う地名由来説として最も有力だなあと思いました。

字の『天狗通』について
 この字の地名はいつからあるのか分らないくらい古いのですが、直接天狗の名前の付いた地名「天狗通」(てんぐとおし)が、現在も存在しています。

 なぜ、このように言うかについて、重井田町の伝承では、そのものズバリ「天狗が、ここを通ったからだ」と。これ以上、分りやすい説明はありませんので、地名の由来についての補足説明は不要かと思います。

 ただ、この「天狗通」の呼び方については、二説あるようです。ひとつは今回使っています「てんぐとおし」です。あと、一つは、「てんぐとおり」です。地元の重井田町でも、隣の野田町でも、これらの呼び方は半々でした。その中でも、「てんぐとおし」の方が、この地名に近い方、あるいは年配の方が使っておられました。それで、今回はこの呼称で統一致しました。

 あと、ご参考までに全国各地では、直接天狗の名の付いた「天狗岩」、「天狗岳」、「天狗山」、「天狗鼻」、「天狗沢」など多数あります。しかし、「てんぐとおし」(天狗通)と呼称している地名は、ここだけのようです。(掲載日:2005年3月29日)


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