大村の史跡説明板・案内板シリーズ | 旧松屋旅館(きゅう まつやりょかん) |
史跡説明板写真周辺の説明
次に、(写真2)の松原八幡神社ですが、この長崎街道・松原宿の中心地ともいえる所で、先の史跡説明板から約50メートル東部にあります。(詳細は、史跡説明板の「松原八幡神社」ページから、ご覧願います) この松原八幡神社は、竹松にある皇天宮(神社)」とともに、平安時代頃からあり、その古い歴史と格式などから「大村の二大名神社」ともいわれてきました。 そして、長崎街道が栄えた頃は当然のごとく、その後も含めて彼杵郡全域から参詣者があります。また、相撲の盛んな土地柄からして、境内にある土俵では、松原おくんちなどでは、相撲大会が開催され、賑わっています。 (写真3)の中央部に写っている下部が古い石垣、上部が漆喰壁の内側敷地内(旧・上野酒店)は、、江戸時代、茶屋(休憩所)があった所です。 旧長崎街道・松原宿を北へ向かって歩く 下段の項目「史跡説明板内容」には、松原宿は(北側は)変配橋付近から(南側は)旧松原村庄屋(現・松原小学校)近くの「よし川」となっています。しかし、このページでは、旧長崎街道・松原宿を北側へ向かって歩くとしたらという設定で、上記に書いていないことを中心に紹介していきます。 まず、大村市街地から国道34号線を経て、「よし川」に架かる「よし橋」を渡ると、西側(左側)に旧長崎街道・松原宿の看板があり、この付近から北側(前方)方向を見ますと、旧長崎街道の雰囲気が良く残っています。(写真5を参照) さらに北側へ、100m近く進むと、左側(現在、松原小学校)の石垣の上に「松原庄屋跡」の史跡説明板があります。(写真6を参照) ここにある南北約70mの石垣は、新旧の石や、つき方が見られます。その古いタイプは、江戸時代のものと思われます。 次に、北側方向へ、約100m行きますと、東側(右側)の住宅地の脇道から数メートルの所に戦国時代に活躍した武将の「長岡左近純生の墓」と史跡説明板があります。(写真7と8を参照) また、さらに旧長崎街道を40mほど歩きますと、東側(右側)に目印にもなる松原郵便局があります。この郵便局の先が、大村市内で通称「五色塀(ごしきへい)」と呼ばれている石垣があります。 この「五色塀の石垣」は、様々な色をした自然石を組み合わせ、その隙間(すきま)に漆喰(しっくい)が塗り込まれています。そのため、普通の石垣では見られないような色合い、特に雨上がりの時間帯には、なかなかの風合いさえ醸し出す石垣です。 この石垣から約20m行った十字路周辺には 既に先に紹介した松原八幡神社、松原宿の茶屋跡や旧松屋旅館などがある松原宿の中心地です。 ・相撲取りの墓や鹿島まで海岸近くを歩く さらに、旧長崎街道を進みますと、何十年か前までならば松原の鍛冶屋のあった通りです。また、数100m行きますと、いったん住宅街が途切れ、西側(大村湾側、左側)に墓地が見えてきます。
この墓碑から少し歩きますと、変配川(へんぱいがわ)に架かる変配橋があります。今回紹介中の「松原宿の史跡説明板」内容では、ここが松原宿の北端になります。 ただし、上野個人としては、さらに変配橋から300mほど先にある鹿島(しかのしま)(写真11を参照)まで歩く海岸線や松並木道も紹介したいです。 ここの海岸線は、江戸時代ならば自然に大村湾の柔らかい波が打ち寄せる砂浜、近くの松並木、歩く先に見えている鹿島など、風光明媚(ふうこうめいび)といいますか、絵になる長崎街道だったろうと思えます。 なお、ご参考までに、この鹿島の中には、「鹿の島弁財天」、戦死された松原(村)地区の「招魂碑」あるいは「八大龍王」などもあります。 ここで蛇足ですが、この鹿島を北東部の高速道路付近(高台)から眺望しますと、まるで一幅(いっぷく)の絵のように見える時もあります。 以上、全体通して、旧長崎街道・松原宿は、見どころ一杯で、絵にも写真にもなる所といえるでしょう。 史跡説明板の内容
変配川から、南の宿はずれのよし川までの五十二間(約六百四十メートル)が、松原宿と呼ばれ、七十一軒の家がありました。宿場中央部にある八幡神社の門前には、酒屋を兼ねる茶屋(旧上野酒店の地)が建てられました。 ここは、諸大名の通行する時の小休憩所にあてられました。その前にある旧松屋旅館も江戸時代、同じく休憩所として利用され、その後、明治、大正、昭和四十年まで長く旅館として使われました。当時のまま古き。よき時代の和風の建物の様式を残しています。 松原宿活性化協議会 > 補足 (この原稿は準備中。しばらく、お待ちください) ・関係ページ:「松原宿・寺子屋塾」 「松原宿のひな祭り」 「松原宿 旧松屋旅館のイルミネーション」 「松原朝市」 「2019年・松原おくんち」 (初回掲載日:2022年6月28日、第2次掲載日:7月5日、第3次掲載日:7月7日、第4次掲載日:7月10日、第6次掲載日: 7月15日、第7次掲載日: 月 日、) |
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