2021年度、福重小学校・防災教育実践委員会-第2回(概要報告)
注:会議の正式名称は「令和3年度学校安全総合支援事業(防災教育)実践委員会」である。
日時:2021年11月22日15時00分~16時10分
場所:郡コミュニティーセンター・第3会議室
参加:全体 名
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(写真2) 防災バッグの展示
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用語解説:
・防災とは、「台風・地震・火事などの災害を防ぐこと。(防災訓練)」(デジタル大辞泉の解説より)
・ハザードマップ(hazard map)とは、「発生の予測される自然災害について、その被害の及ぶ範囲、被害の程度、さらに避難の道筋、避難場所等を表した地図。災害予測図。」(デジタル大辞泉の解説より)
注:会議に参加した上野は、所用により10分近く出席が遅れ、下記の2)の項目から見聞きしたので、その点は、ご了承願いたい。
会順(会次第)
1)開会の挨拶
2)モデル地域事業説明(福重小学校)、
•研究の進捗状況
•今後の計画、予定等
3)質疑応答
4)意見交換、
5)閉会の挨拶
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<会内容の概要>
1)開会の挨拶
2)モデル地域事業説明(福重小学校)、
•研究の進捗状況 •今後の計画、予定等
上記項目がスライド(23ページ)やビデオ(動画)映写によって説明があった。その詳細は省略するが、主な内容は次の通りだった。1:研究仮説、2:研究内容および計画、3、カリキュラムの実践について、4、引き渡し訓練について、5、学校安全アドバイザーの活用(福重地区防災マップ作成、長崎気象台•砂防課•河川課からの講話、フィールドワーク)
3)質疑応答 4)意見交換
注:多方面から質疑、意見交換や感想などもあったが、全部はまとめきれない。そのため、下記には、主な特徴点のみを若干の補足も含めて書いている。その内容も箇条書き風にして詳細に書いていない点は、ご了承願いたい。また、下記は整理の都合上、発言順ではなく順不同である。
意見1:引き渡し訓練もされた。昨年の水害時、様々な情報があった。佐奈河内川(さながわちがわ)が決壊したが、郡川(こおりがわ)でも、その可能はある。学校・地域・消防など情報を共有して対応する必要があると思う。また、今後の要望事項も同じと思う。学校は避難所でもあるので重要だ。運動場も冠水したので、かさ上げも必要だ。
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(写真3) 2021年10月28日、福重地区のハザードマップを確認中 |
意見2:昨年の水害を体験して当事者意識の向上、「自助・公助・共助」の大切さが改めて分かった。食料は? (A:備蓄はある)
意見3:昨年の水害は帰宅時間とも重なり、消防団は(冠水した所にいかないよう)通行止めを指導したり精一杯だった。(団員が少ないため)色々な対応ができない状況もある。
意見4:福重地区には4カ所の避難所があるが、
妙宣寺のみが水害に影響がなかった。今後、どうしていくか、考えていかなければならない。
意見5:福重小6年生の防災教育は、ハザードマップやタイムラインを作成するとか難しいないようでもあったが、自分たちの町のことや家族のことを考えながら、いつも以上に興味を持って楽しくやっていたとも思う。
意見6;何でも成果・教訓・課題は、つきものだ。今回の一連の防災教育・フィールドワークや保護者含めて訓練(引き渡し訓練)は、防災意識向上で大きな成果があったと思う。現在の学校内における改善要望などは、一覧表にまとめて、地域と一緒に取り組んでいったらどうだろうか。
意見7;今回、まずは自分たちの命を守る訓練が大事であろう。特に、自分で判断する力を付けていく必要があると思う。
意見7;他県の災害事例からして避難手順で改訂すべきは、早急に改善していくことが迫られている。
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(写真4) 2021年10月20日、寿古町を歩く (後方の山は郡岳) |
5)閉会挨拶
今回の防災教育や訓練で、私は主に2点述べたい。
1、保護者の防災意識が高まり、当事者意識が向上したと思う。それは「学校評価アンケート」で安全意識の回答が90%以上で表れている。まずは、自分の身は自分で守ることだ。
2、(様々な取り組みを行ったことで)色々な形で、つながりができた。気象台・砂防課・河川課などと実際に会って、お話が聞けて良かったと思う
学校でできること、学校だけではできないことも分かっている。学校・家庭・地域と協力共同してやっていきたい。その中には、地域で取り組んで頂きたいこともある。今後とも、よろしく願う。
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最後になりましたが、第2回目の「福重小学校・防災教育実践委員会」に参加された皆様、猛暑の中、大変お疲れ様でした。