2023年、福重小学校5年生の稲刈り
日時:2023年11月8日 08時55分〜10時45分
場所:大村市皆同町、石走川左岸横の田んぼ
参加:全体の目測で約90名(内、5年生:49名、他:指導員・先生・保護者・関係者など)
注:このページ掲載写真は順不同。写真整理番号には何の意味もない。
主な内容:この日は、澄み渡った秋晴れの天気で、気温も15度位の動きやすい稲刈り日和でした。例年、種まき、田植え、稲刈りを児童に指導して下さる沖田さんから、開始前と終了後に、要旨(ようし)次のような話がありました。一部、話の順序は並び替えたり、補足もしています。
・沖田さんのお話:
「この稲(いね)は、皆が今年の春から種まき、田植えしたものだ。稲刈りは天候が悪く2回延期(えんき)になったが、今日はできる。先にバインダーで刈っている部分もある。皆には、モチゴメを鎌(かま)で刈ってもらう」
「後で、あの稲架け竿(いねかけざお)に、かけて乾燥(かんそう)させる。そして、水分が15%位になったら脱穀(だっこく)し、精米(せいまい)すれば食べられる。中には、精米せず玄米(げんまい)で食べる人もいる」
「このノコギリ鎌(かま)は、良く良く切れる。ただし、自分の手を切ったら血が出るし、痛(いた)し、直ぐ治らないので注意(ちゅうい)してもらいたい。くれぐれもケガしないようにね」
「このように稲(いね)を刈った後、6束(たば)位ずつに束(たば)ねて、ワラでくくっていく。この時、ゆるくならないようにして下さい。そして、あの稲架け竿(いねかけざお)に持って行ってかけていく。コメには、モチ米(もちごめ、もち用のコメ)と、うるち米(うるちまい、普通に食べるコメ)の2種類があるので、まぜないようにして、かけるように」
「皆さん、私と清水さんは、教えるのは今年までだ。来年から教えてくれる二人を紹介(しょうかい)したい」 <ここで清水さん、沖田さんのいずれも息子(むすこ)さんの挨拶(あいさつ)があった。その話は、このページでは省略(しょうりゃく)している>
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・稲刈り(いねかり)
沖田さんのお話が終わった後、5年生は、稲刈りがスタートとなった。始め時間かかっていたが、ノコギリ鎌でサクサクと切っていき、慣れてくると刈るスピードも速くなった。そして、その稲を6束ほどを一つにまとめて置いていった。
また、一通り束ねてまとめれば、次は先に準備してあった稲架け竿(いねかけざお)に運んで、天日(てんぴ)に干す(ほす)ために竿(さお)にかける作業だった。今年は、福重みょうせんじ子ども園の園児たちも運ぶのを手伝ってくれた。このくり返しがあり、刈った全てを掛け終わった。記念撮影も終わった。 最後に、終了ミーティングがあった。沖田さんより、上記の補足の話があった。
<沖田さんと5年生との質疑応答(Q &A)>
Q1:何日(なんにち)、乾燥(かんそう)させるのか?
A1:乾燥(かんそう)させて水分率(すいぶんりつ)を15%位にするためには、 (今回は良く乾燥しているので)3日間もあれば良い。あとは脱穀(だっこく)と精米(せいまい)すれば食べられる。脱穀する日は、先生と調整(ちょうせい)して、その日を決める。
Q2:そもそも、脱穀(だっこく)とは?
A22:脱穀(だっこく)とは、稲(いね)からコメの実(み)だけを外し、とることだ。 <補足:殻(から)は田んぼの肥料(ひりょう)にもなり、稲ワラはさまざまな活用(かつよう)ができる>
5年生からのお礼
5年生全員から教えて下さった沖田さんはじめ指導員、PTA、保護者、関係者へ大きな声で丁寧(ていねい)なお礼があった。
上野の感想
今年の稲刈りは、雨のため2回も延期されましたが、その分、3回目は5年生の願いがかなったのか快晴の良い天気でした。上記通り、バインダーで先に刈ってあったので、例年に比べ、5年生が鎌で刈る作業分は、早く終わりました。あと、私は、毎年思っていることですが、この5年生の中には、一生に一度の稲刈り体験だったかもしれません。また、農業の一部を自ら実体験するは、大変良いことで生きた勉強ではないかと思いました。
また、自ら種まき、田植えして、その実りを自ら稲刈りして得たコメ(食糧)は、親近感や食べ物の大切さも体を持って実感したのではないでしょうか。そのようなことから、5年生のコメwp原材料にしたシュシュのコメアイスを給食時間に食べたり、年末に餅つき大会などをして、児童自らのコメは、きっと美味しいと想像されます。
今回の稲刈りに参加された指導員、先生、児童、保護者、関係者、見学と応援された福重みょうせんじ子ども園の園児たち、大変お疲れ様でした。